2009 Fiscal Year Annual Research Report
非情報化車両を含む車両安全走行を目指した次世代型車載情報通信システムの開発
Project/Area Number |
19360180
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
岡田 博美 Kansai University, システム理工学部, 教授 (10093387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 友孝 関西大学, システム理工学部, 専任講師 (20314560)
六浦 光一 信州大学, 経済学部, 教授 (00106147)
大月 一弘 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (10185324)
榎原 博之 関西大学, システム理工学部, 准教授 (50194014)
棟安 実治 関西大学, システム理工学部, 教授 (30229942)
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Keywords | VANET / 車両間通信 / 車両間衝突回避 / VCASS / 非情報化車両 / S-VCASS / P-VCASS / ERUC(非常時緊急通信) |
Research Abstract |
本研究は,情報通信機器の未搭載車両を考慮した車両間事故・衝突回避と,歩行者の安全も維持する,次世代型車載通信システムの開発を目的とし、車載通信システムを地域の動的な通信インフラと位置づけ,自然災害や人為災害による社会情報基盤弱体化の際に,瞬時に総合無線情報通信ネットワークを構築し迅速で効果的な避難・救援活動を可能とする.本年度は,非情報化車両を考慮に入れた上で,システム搭載車両が走行中の周辺状況の認識とその情報広報を自動的に行うことにより,安全で安心な道路交通ならびに社会生活を可能とする次世代型システムの開発を行った。 本年度の研究により得た主な成果をまとめると以下のようになる。 1)非情報化車両において通常の携帯端末に車両衝突回避支援システム(VCASS)を代行する機能を付加することにより衝突回避を実行する簡易なVCASSを新たに開発した。 2)前年度までの研究において開発していた歩行者用通信方式VPECを搭載し、歩行者一車両間の衝突回避を支援するP-VCASSを新たに開発した。 3)コンテンツ指向型通信を基本とし、突発的な災害発生時に災害の発生とその発生地点を即時に検出し、被災者である通信端末保持者に緊急避難を指示・支援する非常時緊急通信方式(ERUC)を新たに提案した。災害発生を想定したパニック型災害時の緊急避難実験(通算被験者270名)を2回実施し、被災者の避難の動きにより災害検出を行うアルゴリズムの開発を行った。
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Research Products
(12 results)