2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19360202
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大倉 一郎 Osaka University, 大学院・工学研究科, 准教授 (10127194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 敏之 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教 (00423202)
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Keywords | アルミニウム床版 / 弾性合成 / 温度変化応力 / 押抜せん断強度 / 板曲げ応力 / 高力ボルト継手 / 疲労強度 / 引抜強度 |
Research Abstract |
アルミニウム床版と鋼主桁との合成作用は弾性合成理論で表すことができることを明らかにした。この理論を用いて、アルミニウムと鋼の線膨張係数の違いによる温度変化応力ならびに桁の反り明らかにした。アルミニウム床版-鋼桁橋におけるアルミニウム床版の有効幅を明らかにした。さらに、スタッド本数が1本、2本、3本、4本の試験体を製作し、推抜せん断試験を実施した。 トラックタイヤ載荷によってアルミニウム床版に生じる板曲げ応力は、トラックタイヤ荷重の大きさと非線形関係にあることを明らかにした。道路橋示方書で規定されるT荷重の載荷形状は、板曲げ応力を安全側に評価しないことを明らかにした。 アルミニウム床版の、鋼製高力ボルトによる現場継手の疲労強度を明らかにするために、鋼製高力ボルト1本×1本の引張疲労試験を実施した。疲労亀裂は、ボルト孔ではなく、座金の外縁付近の添接板に発生すること、添接板に施されたアルミナブラストは疲労強度の低下に影響しないことを明らかにした。鋼製高力ボルトが3本、4本、5本の多列継手試験体を製作し、それらの引張試験を実施し、ボルトの荷重分担率を明らかにした。さらに、閉断面部材のボルト接合において、ハンドホールを必要としない部材端接合継手を試作した。 アルミニウム床版の引抜試験を実施し、アルミニウム床版の閉断面部と開断面部の各引抜強度を明らかにした。自動車が防護柵に衝突した際にアルミニウム床版に生じる引抜力に対して十分な抵抗強度があることを明らかにした。 アルミニウム床版の摩擦攪拌接合継手の接合線方向応力に対する疲労強度を究明するために、負曲げ疲労試験体を製作し、疲労試験を実施した。
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Research Products
(5 results)