2008 Fiscal Year Annual Research Report
スマートモビリティネットワークの地域展開に関する研究
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19360228
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
原田 昇 The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 教授 (40181010)
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Keywords | スマートモビリティネットワーク / 交通まちづくり / 自転車共同利用システム / 交通行動変容 / グループ行動理論 |
Research Abstract |
1)SMNのための基礎理論と事例収集 スマートモビリティネットワーク(SMN)のための基礎理論として、グループ行動理論について、引き続きSMNと交通まちづくりの文脈における概念整理と、主に世帯行動分析への適用を進めた。また、前年度に資料収集したパリの自転車共同利用サービス・ベリブの需要予測・計画手法を読み解き、整理した。関連して、交通まちづくり事例に関する情報収集を行った。 2)SMNの実装 SMNの具体例のうち、情報通信・位置情報技術を組み入れた自転車共同利用に着目し、柏の葉地区を対数として実装した自転車共同利用サービスめ利用実態を分析し、行動パターンの多様性とそれに伴うポート需要の偏りを明らかにするとともに、偏りの緩和方策について検討した。 3)住み替え時のモビリティ選択に開する調査と分析 前年に引き続き、柏の葉地区の駅前マンションへ転居を決めた世帯を対象に、生活活動・交通行動の転居後実態に関する調査・分析を行い、近所での翼物・娯楽活動の増加、近所での買物・娯楽・飲食活動時における自動車利用の減少、遠方での興物活動時における自動車利用の減少を確聴した。また、飲食・学習活動の実行場所(近所/遠方)と、活動を遠方で行う時の自動車利用(利用度が高い/低い)に関し、転居前の習慣の違いが転居後も持続する傾向が窺われることを示した。 4)その他 SMNの溝入が進む柏の葉地区に位置する東京大学・新領城創成科学研究科への入学が決定した新入生予定者を対象に、歩けるキャンパスライフ、自転車によるキャンパスライフの情報提供により、転居行動と転居後の通学行動の変容を促し、車依存型キャンパスライフを軽減する可能性を検討した。
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Research Products
(6 results)