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2007 Fiscal Year Annual Research Report

高性能コンクリートの実環境における性状変化と耐凍害性

Research Project

Project/Area Number 19360243
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

千歩 修  Hokkaido University, 大学院・工学研究科, 教授 (10236127)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長谷川 拓哉  北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30360465)
Keywords高性能コンクリート / 耐凍害性 / 乾湿繰返し / 屋外暴露 / 含水率分布 / 凍結融解 / 水分移動 / 凍結水量
Research Abstract

non-AEの高性能・高強度コンクリートは、乾湿繰返しを受けると耐凍害性が大きく低下するものがあるが、この理由として、乾湿繰返しによって生じる微細ひび割れ、材質変化、含水率分布および水分移動の影響等が考えられる。本年度の実験では、このメカニズムを検討するため、含水率分布がある場合の凍結融解時の水分移動性状、乾湿繰返しの有無による凍結水量の変化、水中浸漬時間を変えることによって含水率分布を変化させた場合の耐凍害性を検討した。この結果、凍結融解時の外部からの水分供給の有無および表層の含水状態によって、凍結融解開始時にコンクリート内部の水分移動性状が異なること、乾湿繰返しを行った試験体は水中養生直後のものよりも凍結水量が大きくなること、乾燥によって含水率分布の生じた試験体を長期間水中浸漬すると耐凍害性が向上することが明らかとなった。
また、既往の促進凍結融解試験データを整理し、乾湿繰返し・暴露およびコンクリートに使用される材料の種別がコンクリートの耐凍害性に及ぼす影響を検討した。この結果、凍結融解試験開始条件が乾湿繰返し後または屋外暴露後のコンクリートの耐凍害性は、水セメント比40%以下で低下するが、水セメント比40%以上で向上する傾向のあることが認められた。さらに、促進凍結融解試験における相対動弾性係数の変化の標準化式を水セメント比ごとに分類して検討し、乾湿繰返し・暴露を受けたコンクリートの標準的な相対動弾性係数低下式を求めた。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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