2008 Fiscal Year Annual Research Report
複数の空調用屋外機の相互干渉及び周辺環境への影響に関する計測とCFD解析
Project/Area Number |
19360261
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
石原 修 Kumamoto University, 大学院・自然科学研究科, 教授 (10037971)
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Keywords | 空調排熱 / 空調用屋外機 / CFD解析 |
Research Abstract |
本研究の目的は、空調用屋外機の排熱が、建築外部空間および空調機のエネルギー効率に及ぼす影響を明らかにすることが目的である。本研究ではまずはじめに、空調排熱の影響による建築外部空間の気温高温化の原因を把握するために、空冷式屋外機及び水冷式屋外機の排熱特性の違いを明らかにし、気温上昇に寄与する顕熱排熱の特性について検討を行った。夏季及び冬季において、単一の屋外機に関する現場実測を行うことにより、空調用屋外機の屋外環境評価及びエネルギー効率について検討を行った。また、空調用屋外機の排熱が建物の周辺環境やエネルギー効率に及ぼす影響を明らかにするために、屋外機が水平方向及び鉛直方向に複数台設置された場合の熱環境実測、並びに空調機のエネルギー効率の実測を行った。また、屋外機の相互干渉やショートサーキット現象などによる各屋外機の熱交換効率の低下を明らかにすることを目的に、屋外機及び屋内機の熱収支やエネルギー効率を測定した。さらに、屋外機の周辺環境や稼働状況が空調機のCOPに与える影響を把握するために、室内外の熱環境実測を行った。屋外機周りの詳細な熱環境実測と、これと同様な条件下で実施したCFD解析との結果比較を行い、CFD解析により実現象の再現精度を検証した。また、CFD解析を用いることにより、屋外機の設置形態別のケーススタディーを行い、屋外機周辺の熱環境の違いが空調機のエネルギー効率に及ぼす影響について検討した。
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Research Products
(6 results)