2007 Fiscal Year Annual Research Report
オープンプラットフォーム型まちづくり計画・デザインの戦略的アセスメント技術の開発
Project/Area Number |
19360278
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
有賀 隆 Waseda University, 理工学術院, 教授 (60303658)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 葉 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00220351)
早田 宰 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (80264597)
野嶋 慎二 福井大学, 工学部, 教授 (70303360)
松浦 健治郎 三重大学, 工学部, 助教 (20335144)
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Keywords | まちづくりデザイン / 都市計画支援技術 / 戦略的アセスメント / オープンプラットフォーム / データベース |
Research Abstract |
本研究は、地区レベルのまちづくりが個別的に計画、実施される事に起因する都市像の不連続化や断片化また激変化を回避するために、地区単位・プロジェクト単位の個別まちづくりの計画・事業内容と広域的な市街地環境の目標像とを有機的に関連づけ、計画内容の相互評価を行って異なる計画スケールのまちづくりを連携推進(マネジメント)する「オープンプラットフォーム型まちづくり計画・デザインの戦略的アセスメント」技術の研究開発を目的としている。本年度は、研究対象地区における過去の地区まちづくりプロジェクト、市街地整備・開発事業等について基礎調査を行い、これらの結果から地域に固有のまちづくり空間タイプ(市街地更新の空間単位、居住環境の変容単位)の抽出と構成原理を明らかにした。このまちづくり空間タイプと構成原理に基づき、地域毎の市街地空間と居住環境の変化プロセスモデルを構築した。 <居住系・工業系・商業系の用途混在型市街地の市街地更新実態の調査によるまちづくりモニタリングデータベース事例の作成>まちづくり計画によって形成される市街地空間像、居住環境を3次元データとしてGIS基盤のまちづくりモニタリングデータベースの事例として作成した。これらのデータはまちづくり主体の参加による市街地更新の計画シナリオの検討など、実践的な計画立案プロセスで多様な市街地空間イメージの再環化に用いられる。 <GIS技術を用いた3次元の市街地空間像・居住環境イメージのデータファイル開発> 既成市街地の空間スケールで把握可能な、多様なまちづくりプロジェクトを逐次的にデータベースに蓄積するとともに、これらによって生じる市街地空間と居住環境の変化を、GIS技術を用いた地理学情報と連動する3次元の空間データファイルの事例として開発し、視覚的情報として計画アセスメントの評価指標・基準開発に必要なフォーマットとして試行、その妥当性を検討した。
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Research Products
(5 results)