2007 Fiscal Year Annual Research Report
住宅戸数密度計画とデザインガイドによる居住地像に関する研究
Project/Area Number |
19360279
|
Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
佐藤 圭二 Chubu University, 工学部, 教授 (90090175)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海道 清信 名城大学, 都市情報学部, 教授 (80278332)
浦山 益郎 三重大学, 工学部, 教授 (50121380)
斉藤 広子 明海大学, 不動産学部, 教授 (10257529)
野嶋 慎二 福井大学, 工学部, 教授 (70303360)
野澤 康 工学院大学, 工学部, 教授 (00251348)
|
Keywords | 住宅戸数密度 / デザインガイド / 住環境管理(マネージメント) / デザインコード / コンテキスト(文脈) / サスティナビリティ(持続可能性) / 建築協定 / 地区計画 / 居住地像 |
Research Abstract |
2007年度は研究課題に関する基礎的な調査を行った。調査は、戸数密度の実態調査、デザインガイド等の海外調査、国内で都市と地区の計画の中での居住地像を求める調査の3つに整理できる。 (1)戸数密度の実態調査 名古屋市を事例に、近年の住宅建設における住宅戸数密度の実態を把握する調査を行った。戸数密度は居住地の建築形態を決定する大きな要素である。この研究は学会報告などの成果があった。これは本研究の基礎部分をなすものであるから,今後さらに作業を継続する必要がある。 (2)海外調査:主としてデザインガイドと住環境マネージメントの実態を把握する調査を行った。 ・アメリカの西海岸都市のデザインガイドの実施状況調査(海道、鶴田)、住環境管理調査をモデル居住地で行った(斉藤)。 ・イギリスのデザインガイド・デザインコードの実施と現況の調査はロンドン郊外(Essex州)と大都市(バーミンガム市)を中心に行った(佐藤、野嶋、豊田)。これらの調査は12月の合同研究会で報告され今後の取り組みの方向が議論された。デザインガイドの地方政府の真摯な取り組みが認識され、継続的な調査の必要性が確認された。すでにアメリカ、イギリス調査の準備に掛かっている。 (3)国内の地区調査:日本の地方都市と大都市の両面での取り組みが進められた。 ・地方都市の歴史と地形、そして地域の伝統(コンテキスト)をふまえたサスティナブル性をどのように、開発と保全につなげていくか(三重県都市:浦山)。 ・大都市における密度の高い地域での街づくり:建築協定地区や地区計画地区でのデザインガイドの実施の可能性を検討(東京都内野澤)。等を行った。
|