2007 Fiscal Year Annual Research Report
デジタル信号処理を用いた中性子分布計測による高速イオンと波動の非線形相互作用研究
Project/Area Number |
19360420
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
篠原 孝司 Japan Atomic Energy Agency, 核融合研究開発部門, 研究副主幹 (50354600)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 正男 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 任期付研究員 (70370351)
馬場 護 東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 教授 (20005466)
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Keywords | プラズマ・核融合 / 計測工学 / 中性子計測 / 高速デジタイザ |
Research Abstract |
高速イオンと高速イオン起因不安定性の非線形相互作用の物理機構を解明するため、高速イオンの空間分布を高時間分解能で計測することを目的としている。そこで空間分解能を重視し、デジタイザの計測時間を当初の予定の半分2.5秒とし、使用するチャンネルを2倍とすることとした。この方針により7視線の計測を行うことができるようにした。デジタル処理化のための検出回路の改造、デジタイザなどの電子機器の据え付け調整、計数率向上に伴うコリメータの改造、データ収集ソフトウェアの改造、検出器の較正、データ解析ソフトウェアの改造を行った。1放電当り、7GBのデータを取得、解析する必要があるため、安定したデータ収集保存が行えるようデータ収集保存システムを構築し、加えて、データ解析ソフトの改良を行った。特にデータ解析ソフトの改良により、解析時間が数十倍(IGB当り約1時間から約1分)以上改善した。プラズマ実験において、初期データの取得に至っているが、検出器の電子回路の特性にばらつきがあることが、明らかになり、較正手続きとデータ処理手法の再検討を行っている。本年度行ったデータ解析手法とソフトウェアの改良については、研究分担者馬場の研究室所属の奥地俊夫の修士論文「デジタル信号処理手法を用いた核融合中性子の高速計数」としてまとめられている。また、篠原により17th Topical Conference on High Temperature Plasma Diagnosticsにて発表予定である。
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Research Products
(1 results)