2007 Fiscal Year Annual Research Report
未来の生態系天然二酸化炭素噴出地における植物の進化プロセスの解明
Project/Area Number |
19370008
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
彦坂 幸毅 Tohoku University, 大学院・生命科学研究科, 准教授 (10272006)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河田 雅圭 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (90204734)
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Keywords | 地球環境変化 / CO2上昇 / 植物の成長 / 進化 |
Research Abstract |
・富山県砺波市林道付近にて4つのCO2噴出地を発見し、付近のCO2濃度を測定した。うち一つのCO2噴出地付近からオオバコ種子を採取した。これは20年度の実験に使用する予定である。 ・山形県朝日町朝日鉱泉および青森県青森市湯ノ川のCO2噴出地付近からオオバコ種子とオオイタドリ種子を採取した。 ・山形県鶴岡市丹生鉱泉付近に4つの永久コドラートを作成し、毎月コドラート内の個体のサイズを測定した。この測定はさらに継続し、個体群動態を解析する予定である。 ・実験圃場のオープントップチャンバーにて、2004年に丹生鉱泉付近から移植した個体の自殖種子由来の個体の成長解析を行った。2004年の個体では自生していた地点に依存して地上部/地下部比が異なるなどの違いが見られていたが、同様の違いが子供個体でも見られ、この性質が遺伝していることが明らかとなった。 ・同じ種子由来の個体を利用し、競争実験を行った。結果は現在解析中である。
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