2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
Studies on the development of low-phytate grain, and its application and utilization.
Project/Area Number |
19380013
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Crop science/Weed science
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
SANEOKA Hirofumi Hiroshima University, 大学院・生物圏科学研究科, 教授 (70162518)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2010
|
Keywords | フィチン酸 / ダイズ / ソルガム / 品質 / リン酸 / 環境汚染の防止 / 栄養 |
Research Abstract |
ダイズおよびソルガムは、世界中の多くの国々で利用されている穀類であるが、ミオイノシトールにリン酸が6個結合した有機態リン酸化合物のフィチン酸が多く含まれている。フィチン酸は人間、豚、鶏などの単胃動物においては消化・吸収できないために大量のリン酸が排泄され、環境汚染の一因となっている。さらに、フィチン酸にFe、Znなどの微量元素がキレート結合したフィチンは、Fe、Znの吸収を妨げる抗栄養成分として広く知られ、穀類を多く消費する国々ではフィチンによるFeやZnなどの微量元素の不足による栄養障害も発生している。そこで、フィチン酸に関わる多くの問題を解決するために、本研究課題では低フィチン穀類の開発を行う。
|