2010 Fiscal Year Annual Research Report
カオス制御理論に基づく温州みかん隔年結果制御技術の実証と確立
Project/Area Number |
19380141
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
酒井 憲司 東京農工大学, 大学院・農学研究院, 教授 (40192083)
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Keywords | カオス / 隔年結果 / 温州ミカン / ハイパースペクトル / スペクトルカメラ |
Research Abstract |
温州みかんの隔年結果の制御原理の実証的確立に関して、ダイナミクスのオブザーバ計測も実施し、アンサンブル再構成によって構築された局所線形ダイナミクスによる非線形ダイナミクスへのOGY制御理論の開発を実施し、局所線形化されたダイナミクスの抽出法を実データを対象に実装できた。今後得られる成果の基づきシステム改善を行う際により容易に行えるように考慮した。ハイパースペクトルカメラによるオブザーバー計測においてMolans' Iや各種空間変動の計測指標の有効性を検証した。WEBベースの予測量算出システム、制御量算出システムを開発した。その際、個別モジュール毎にコーディングを行い、今後の改良知見を容易に反映できるように構成した。個体数カウントデータだけではなく、リモートセンシングによって得られたオブザベーションデータの計測方法を検討した。航空ハイパースペクトル画像およびマルチスペクトル画像を用いて、収量の校正モデルの精度向上を検討し、携帯型ハイパースペクトルイメージングシステムを用いて、地上計測を行った。同時に、室内定置式の高精度分光計測システムUV3100を用いて、ハイパースペクトルイメージン御における制度比較を行った。また、スペクトルカメラを用いた最適撮影時の確定も行うことができた。さらに、空間自己相関の検出方法を検討しGStaticsの有効性を明確にした。 また、今後のシステムの汎用性を向上させるために、低価格の衛星画像データを用いた情報抽出能力向上についての提案を行った
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