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2007 Fiscal Year Annual Research Report

安全で高品質な青果物流通システムの構造

Research Project

Project/Area Number 19380144
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

内野 敏剛  Kyushu University, 大学院・農学研究院, 教授 (70134393)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 史彦  九州大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (30284912)
濱中 大介  九州大学, 大学院・農学研究院, 助教 (60399095)
Keywords青果物流通 / 温度変化 / 糖含量 / CFD / 温度予測 / 冷凍車 / シミュレーション
Research Abstract

温度変動する流通中の青果物の品質を予測する目的で反応速度論的モデルを用い、カットキャベツの糖含量を予測した。5℃〜30℃の温度範囲において、モデルの予測値は実測値とおおむね一致した。青果物流通中の実測温度変化をステップ関数で表した場合、1時間ごとの48ステップではほぼ実測値と同等となるが、これを用いて糖含量の予測を行う場合、計算が煩雑となる。本研究では、計算を簡略化するため、また、実際の温度変化の計測を簡易にするため、調製、予冷、箱詰め、輸送の4ステップのみで温度変化を表現し、これを用いて糖含量の変化を計算した。この結果、糖含量の変化予測値は4ステップとしても、実際の流通過程に近い48ステップの予測値と変わらず、単純な計算により、流通中の糖含量の変化を予測可能であることが明らかになった。
また、輸送中の青果物温度の変化や冷凍車荷室内での青果物段ボール箱積荷位置による温度むら等が問題とされているなかで、ここでは市販の数値計算流体力学ソフト(ANSYS CFX)を用い、連続の式、運動方程式、エネルギ式を解き、小型低温貯蔵庫内および実際の輸送冷凍車荷室内の気温と積荷の温度変化シミュレーションを行った。その結果、小型低温貯蔵庫内の段ボール箱積載物温度の計算値は実測値とよく一致した。また、冷凍車荷室内への輻射や熱貫流の影響を考慮し、さらに青果物の呼吸熱に雰囲気温度が与える影響も計算に加えることで、箱内の青果物温度予測値は実測値とよく一致した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 青果物流通中の品質変化とその予測に関する一考察2007

    • Author(s)
      伊藤 大輔, 岩下 博美, 内野 敏剛,
    • Organizer
      環境工学関連5学会合同大会
    • Place of Presentation
      東京農工大学、府中市
    • Year and Date
      2007-09-12

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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