2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19380168
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
金井 克晃 The University of Tokyo, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (30260326)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多屋 長治 (財)東京都医学研究機構, 実験動物研究部門, 研究員 (90175456)
恒川 直樹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (50431838)
九郎丸 正道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00148636)
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Keywords | SOX17 / 肝臓形成 / ハプロ不全 / モデル動物 / マウス |
Research Abstract |
Sox17は、Sry関連HMGbox転写因子遺伝子でありSox7,18とともにSoxファミリーグループFに属する。Sox17は甲状腺、肺、肝臓、すい臓、腸を含む様々な器官を生じる内胚葉形成に必要であることが分かっている。マウス肝臓発生過程におけるSox17の機能について、1)Sox17+/-(B6)胎子の肝形成不全の表現型、2)Sox17欠損胚、キメラ胚の肝原基の分化能について解析した。1)胎齢14〜18日のSox17+/-(B6)胎子の肝臓の詳細な病理学的および遺伝子発現解析を行った結果,Sox17+/-(B6)マウス胎子は、胎齢16日から、辺縁部より、急性肝炎を発症することが明らかとなった。これらは、胆管形成の異常が起因する可能性が示唆された。また、Sox17-1-欠損胚の肝原基(9.5dpc)の器官培養とキメラ胎子での肝細胞の発生・発達能を検討した。その結果、初期の肝臓形成にSox17は、重要な機能を担っていないことが証明された。本結果から,肝臓、胆管形成の後期の正常な発達にSOX17が遺伝子量依存的に必須であることが判明した。
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Research Products
(5 results)