2008 Fiscal Year Annual Research Report
CRPの動脈硬化・心筋梗塞への作用の解明とトランスレーショナルリサーチの展開
Project/Area Number |
19390099
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
範 江林 University of Yamanashi, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (60272192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
手塚 英夫 山梨大学, 総合分析実験センター, 准教授 (70155456)
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Keywords | CRP / 動脈硬化 / 遺伝子改変動物 / 高脂血症 / 炎症 / マクロファージ / 動物モデル / トランスジェニック |
Research Abstract |
動脈硬化及び血栓形成実験: 本年度では、まずCRP発現の異なる2系統(HとL)を繁殖して、高脂肪食を16週間負荷させて動脈硬化実験を行った。正常ウサギと比べ、Tgウサギの血中の脂質やリポ蛋白の変化は認められなかったが、腎臓や肝臓、肺などには大量のマクロファージの浸潤が観察された。Tgウサギの大動脈硬化および冠状動脈硬化の病変程度および病変内の細胞成分が正常ウサギと比し、明らかな差が認められなかったものの、Balloon-injuryにより誘導された血栓の形成が著しくCRPの発現により亢進されている。その機序を検討するために、ウサギ平滑細胞を培養し、Tgウサギの血中から精製したCRPを添加して、平滑筋細胞の組織因子の発現を調べた。CRPは平滑筋細胞の組織因子の発現を誘導できた。さらに、病変内の組織因子を調べたところ、Tgウサギの病変には組織因子の高発現が認められた。上記の研究成果は5月にアメリカワシントンDCで開催される動脈硬化学会で発表が予定されているとともに、原稿はすでに投稿中である。 CRPはウサギの補体を活性化させる: ウサギに導入されたヒトCRP遺伝子は本当にウサギの体内で生理機能を発揮できるかを確認するために、Tgウサギの血液からCRPを精製して、補体化実験を行った。ヒトのE-LDLに誘導された補体活性化は、精製したCRPの添加によって促進された。Tgウサギに発現しているCRPが生理機能を有していることが判明した。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Endotoxin accelerates atherosclerosis independent of complement activation2009
Author(s)
Reifenberg K, Lehr HA, Fan J, Koike T, Wiese E, Kupper I, Sagban TA, Schaefer SC, Zahringer U, Torzewski M, Lackner KJ, Bhakdi S
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Journal Title
Thromb Res 123
Pages: 653-658
Peer Reviewed
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[Journal Article] Matrix metalloproteinase 12 accelerates the initiation of atherosclerosis and stimulates the progression of fatty streaks to fibrous plaques in transgenic rabbits2008
Author(s)
Yamada S, Wang KY, Tanimoto A, Fan J, Shimajiri S, Kitajima s, Morimoto M, Tsutsui M, Watanabe T, Yasumoto K, Sasaguri Y
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Journal Title
Am J Pathol 172
Pages: 1419-1429
Peer Reviewed
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