2007 Fiscal Year Annual Research Report
トップダウン・スクリーニング法による膀胱癌診断用プローブの獲得と診断法の開発
Project/Area Number |
19390158
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
前田 忠計 Kitasato University, 理学部, 教授 (90265728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 雄一 北里大学, 医療衛生学部, 准教授 (30178793)
馬場 志郎 北里大学, 医学部, 教授 (00051889)
松本 和将 北里大学, 医学部, 助教 (70306603)
小寺 義男 北里大学, 理学部, 講師 (60265733)
野崎 直仁 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (70222198)
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Keywords | ランダム免疫 / 抗体 / 診断法 / 膀胱癌 / 血清 |
Research Abstract |
ヒト腫瘍部位の組織もしくは樹立癌細胞株から取得したタンパク質混合物をそのままマウスに免疫し、取り出した脾細胞に対して常法に従い細胞融合し、限界希釈法によりモノクローナル抗体を獲得する(ランダム免疫法)。我々の最終目的は低侵襲性で患者への負担の少ない体液(血液、尿)を対象とした癌診断法の確立である。本研究はこの方法を用いて膀胱癌を診断するシステムの構築を目指す。本年度は主に以下の3点を行った。 (1)膀胱癌関連抗体の作製:膀胱癌の樹立培養細胞をマウスに免疫し、免疫染色にて樹立培養細胞に反応するモノクローナル抗体を300種類獲得した。現在、癌患者血清ならびに癌組織との反応性を調べ、有用抗体をスクリーニングしている。今後、手術で摘出した癌組織についても免疫して、癌組織間質由来の抗原を認識する抗体を獲得する予定である。 (2)抗原同定法の確立:膀胱癌患者血清と健常者血清を見分ける有用抗体については抗原を同定する必要がある。昨年までは培養細胞中に微量しか存在しない抗原の同定は非常に困難であった。そこで、培養細胞から抽出したタンパク質混合物を切れ味良く分画し(40分画)、個々の抗原を濃縮する方法を確立した。これによりウエスターンプロッティング陽性の抗体に関しては微量成分も含む抗原の同定が可能となった。 (3)泌尿器系疾患患者検体の収集システム構築:北里大学医学部泌尿器科との共同で倫理委員会の許可ならびにインフォームドコンセントのもとに、膀胱癌患者、腎癌患者の癌摘出手術前後の血清ならびに尿の系統的な採取システムを確立した。
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[Journal Article] Detection of biomarkers for alcoholism by two-dimensional differential gel electrophoresis.2007
Author(s)
Wu D, Tomonaga T, Sogawa K, Satoh M, Sunaga M, Nezu M, Oh-Ishi M, Kodera Y, Maeda T, Ochiai T, Nomura F.
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Journal Title
Alcohol Clin Exp Res. 31
Pages: S67-71
Peer Reviewed
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