2007 Fiscal Year Annual Research Report
イソフラボン類代謝産物エクオールの産生能別にみた前立腺癌のリスク要因に関する研究
Project/Area Number |
19390176
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
森 満 Sapporo Medical University, 医学部, 教授 (50175634)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 泰司 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50112454)
舛森 直哉 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (20295356)
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Keywords | 前立腺がん / リスク要因 / 症例対照研究 / イソフラボン / エクオール |
Research Abstract |
まず前立腺がんのリスク要因に関するレビューを行い、専門誌Molecular Nutrition and Food Researchに投稿し、査読後に受理された。次に、札幌医科大学倫理委員会に本研究計画を申請し、審査後に承認された。その後、以下の調査研究を実施中である。2006年1月以降に札幌医科大学附属病院泌尿器科を受診し、前立腺がんの診断が確定した前立腺がん患者に説明書と同意書を郵送し、文書による同意が得られた患者から自記式調査票を返送してもらっている。調査項目は大豆製品を含む食物摂取頻度調査項目、飲酒、喫煙、身体活動、身長、体重、肥満度、婚姻歴、職業歴、既往歴、家族歴などである。記入漏れがある場合には電話による補充調査を行っている。調査対象となる患者数は約250人、回答率は約80%と予測される。また、文書による同意が得られた前立腺がん患者について、札幌医科大学附属病院泌尿器科、あるいは、外来通院フォローをしている関連病院泌尿器科で採血を行い一般凍結保存している。その後、ダイゼイン、ゲニステイン、グリシテイン、および、エクオールの血中濃度を測定する予定である。さらに、現住所が前立腺がん患者と同じ市町村の住民基本台帳から、各患者と±3歳以内に年齢をマッチングさせた者を1患者につき4人選定し、説明書と同意書を郵送し、文書による同意の得られた者から自記式調査票を返送してもらっている。調査項目は前立腺がん患者に対するものと同じである。記入漏れがある場合には電話による補充調査を行っている。調査対象となる住民は約1,000人、回答率は約50%と予測される。各調査項目について、前立腺がん患者と一般住民を比較する予定である。交絡要因を調整した多変量解析(ロジスティック回帰分析)を行い、オッズ比とその95%信頼区間を計算する。さらに、エクオール産生能別の層別分析を行う。
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Research Products
(3 results)