2007 Fiscal Year Annual Research Report
心不全における心筋細胞死の分子機構の解明と臨床への応用
Project/Area Number |
19390214
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大津 欣也 Osaka University, 医学系研究科, 准教授 (20294051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 和彦 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (90362681)
彦惣 俊吾 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員 (30423164)
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Keywords | 心不全 / 細胞死 / アポトーシス / ネクローシス / オートファジー |
Research Abstract |
細胞死は心不全発症・進展において中心的な役割を担っている。細胞死にはアポトーシス、ネクローシス、オートファジーの3種類があることが知られているが各々の細胞死の病態形成における寄与の程度あるいはその分子機構の解明には至っていない。本研究の総合的目的は心不全発症・進展におけるアポトーシス、ネクローシス、オートファジーといった細胞死の分子制御機構を包括的に検討し、心不全治療薬創薬における分子標的を明らかにすることである。 本研究の第1の目的は負荷→神経体液因子→活性酸素→ASK1の情報伝達機構がいかにアポトーシス→心不全を誘導するかの分子機構を見出すことである。本年度はyeast two-hybrid法を用いて同定したASK1結合蛋白質のin vitroにおける機能解析を行った。 本研究の第2の目的はネクローシスの心不全発症・進展における役割を明らかにすることである。まずサイクロフィリンDのノックアウトマウスを用いて心不全発症におけるネクローシスの関与を明らかにした。さらにカルパインの心筋特異的ノックアウトマウスを作成した。 本研究の第3の目的はオートファジーの心臓リモデリングにおける役割を明らかにすることである。本年度は心筋特異的Atg5ノックアウトマウスに圧負荷を作成し心不全発症・進展における役割を明らかにした。その結果オートファジーはストレスに対し細胞保護的であることが明らかとなった。
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Research Products
(4 results)