2009 Fiscal Year Annual Research Report
腎予備機能低下と心血管事故:心-腎連関の機序を探る
Project/Area Number |
19390232
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
木村 玄次郎 Nagoya City University, 大学院・医学研究科, 教授 (30315874)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 道雄 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (50363940)
土肥 靖明 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (40305529)
大手 信之 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (10185332)
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Keywords | 心-腎連関 / 血圧日内リズム / 慢性腎臓病(CKD) / 夜間血圧 / 圧-利尿 / 食塩 / RA系抑制 / 臓器障害 |
Research Abstract |
腎機能が低下するほど、心血管事故が増加する現象が明らかになり、心-腎連関として理解されている。我々は、これまで腎機能が低下するほど夜間血圧が上昇し、かつ夜間血圧が日中平均の90%未満に低下するまでの時間が延長することを明らかにしてきた。夜間高血圧が心血管事故の強いリスクであることは既知の事実であるから、心-腎連関の基礎には食塩感受性や食塩過剰摂取が重要な役割を果たしているのではないかとの仮説を提案した(Kimura G, et al: Salt sensitivity and circadian rhythm of blood pressure: A key to connect CKD with cardiovasucular events. Hypertens Res (in press)。 夜間血圧が上昇し、夜間降圧までの時間が延長すれば心血管事故に、逆に夜間降圧や降圧までの時間が短縮すれは、心血管事故抑制に繋がると仮定すれば、心-腎連関を統一的に理解できる可能性が考えられる。心-腎連関の概念を更に明確にさせて行きたい。
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Research Products
(18 results)