2008 Fiscal Year Annual Research Report
高磁場多核種MRIによる動的代謝物解析法の臨床開発と脳機能総合診断指標の検討
Project/Area Number |
19390321
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
原田 雅史 The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (20228654)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 均 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (00325292)
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Keywords | 13C / glucose / MRS / pyruvate / GABA |
Research Abstract |
高磁場多核種による動的代謝物解析として、最終年度として、下記の検討を行い成果を得た。 1)13C-化合物を用いた過偏極による感度上昇と代謝情報の取得について:オックスフォード社の過偏極装置Hpersenseを用いて、1-13-Pyruvate(PYP),acetate,glucose,glutalnate,inostoiについて信号増強程度と経時的な信号変化について検討を行い、PYPが最も適していると考えられた。FS3培養細胞についてPYPの代謝変化を観察した。培養液の違いにより、PYPからlactateへの代謝が異なることを見出し、5-FU投与により乳酸信号の上昇が認められた。13Cの感度上昇に過偏極法は有用と考えられた。 2)脳内代謝の13C-Glucoseによる代謝変化の観察について:臨床用3T-MRI装置を用いて13C-glueoseを経口投与後の脳内代謝について評価を行った。経口投与後30分程度から、Glutamateやglutamineの信号が認められた。グルタミン酸の生成率について定量的な評価が可能と考えられた。 3)MGA-PRESSによるGABA評倒について:統合失調症、自閉症、てんかん症例等についてMGA-PRESSによるGABAの定量的評価とshort TEによるSTEA法におけるGlutamate等の定量評価とを行い、比較検討し、GABAが病態に関係することを見出した。
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Research Products
(4 results)