2007 Fiscal Year Annual Research Report
突然変異誘導因子AIDの発現と肺癌の遺伝子変異及び発癌機構との関連についての研究
Project/Area Number |
19390363
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
園部 誠 Kyoto University, 医学研究科, 助教 (00432378)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮原 亮 京都大学, 医学研究科, 助教 (20335285)
木下 和生 滋賀県立成人病センター研究所, 遺伝子研究部門, 研究員 (50293874)
長井 信二郎 京都大学, 医学研究科, 研究員 (50447984)
|
Keywords | 肺腺がん / 上皮成長因子受容体 / AID |
Research Abstract |
AIDトランスジェニックマウスに生じる肺微小腺腫ないし肺腺癌組織における遺伝子変異の解析を目的とし、下記の研究を施行した. 当該マウスでの腺癌発症までには20週から60週が必要かつ、すべての個体に生じるとは限らない.サンプル採取の面では平成19年度で、1個体において肺腺癌を確認でき、遺伝子抽出をすることを得た.既存のサンプルからの抽出を行なうべく、過去に採取され固定された顕微鏡的微小腺癌をLaser microbeam microdissection法を用いて、全個体に多発する微小腺腫の組織を集め、ここからDNAの抽出を試みたが、解析に必要なほどの充分量のサンプルを得ることが出来なかった。 マウス肺腺癌からの遺伝子解析に備え、マウス上皮成長因子受容体遺伝子において、ヒト肺癌で見られる変異に相当する部位のエクソンを増幅するPCRプライマーを作成し、マウス正常組織で増幅が可能であること、およびDNA配列のダイレクトシークエンスが可能であることを確認した.
|