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2007 Fiscal Year Annual Research Report

細胞周期調節因子P27制御による心筋細胞増殖の試み:臨床応用に向けた基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 19390366
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

富永 隆治  Kyushu University, 医学研究院, 教授 (70136464)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中島 淳博  九州大学, 大学病院, 助教 (10260704)
江藤 政尚  九州大学, 大学病院, 助教 (20419526)
谷口 賢一郎  九州大学, 大学病院, 医員 (60444840)
Keywords心筋細胞増殖 / 再生医療
Research Abstract

我々は以前、レンチウィルスベクターを用いて細胞周期制御因子であるcyclin D1を心筋細胞に強制発現させることにより心筋細胞の細胞周期が進行することを示した(平成16-17年度科研報告)。今回我々はより生理的な心筋細胞増殖を試みるために、増殖抑制因子であるp27をsiRNAを用いて抑制した状態の心筋細胞に対してエピネフリンなどの増殖刺激を加える事により心筋細胞の細胞周期を進行させることを試みた。
しかしながら、p27の発現を抑制する目的で数種類のsiRNAを作成したものの、Wstern blotting上p27の発現抑制は確認できなかった。更に上記siRNAを遺伝子導入した心筋細胞にフェニレフリン(1〜100μM)刺激を与えると細胞は死滅するため、これ以上の実験遂行は困難と考えられた。
最近、心筋細胞増殖(mitosis)を抑制する原因の一つとして強固な細胞骨格の存在が関係している可能性があるという報告がだされた(Ahuja P, et. al.Experimental cell research,1270-1283,2007)。以前の我々の研究では増殖マーカーKi67にて細胞周期の進行は確認できたもののmitosisの確認には至らなかった。そこでmitosis,cytokineeisをえるという元々の目的を達成するために、細胞骨格をdisruptした心筋細胞に対しcyclin D1を強制発現させることを次に試みる予定である。具体的にはactin重合を阻害することで知られているcytochalasinB,Dを用い、心筋細胞の細胞骨格を破綻させる至適濃度を決定した後、cyclin D1をレンチウィルスベクターを用いて遺伝子導入する予定である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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