2009 Fiscal Year Annual Research Report
プロテインホスファターゼを標的とした、肺癌の診断・治療開発のための研究
Project/Area Number |
19390370
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Research Institution | Miyagi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
佐藤 雅美 Miyagi Cancer Center Research Institute, 薬物療法学部, 特任研究員 (30250830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島 礼 宮城県立がんセンター(研究所), 薬物療法学部, 部長 (10196462)
田沼 延公 宮城県立がんセンター(研究所), 薬物療法学部, 研究員 (40333645)
佐々木 希 宮城県立がんセンター(研究所), 薬物療法学部, 臨時職員 (50467429)
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Keywords | 肺癌 / 前癌病変 / 早期肺癌 / HRM / プロテインホスファターゼ / 組織バンク / 遺伝子変異 / 遺伝子発現異常 |
Research Abstract |
1.ホスファターゼ遺伝子の肺がん組織における異常の有無の検討 (1)前癌病変、早期肺癌および進行癌由来のcDNAを作製した。 (2)胸水、気管ブラシ洗浄液よりgDNAを精製した。 (3)PTP,DSP,PPの各ホスファターゼに関して(1)における発現の異常の有無を明らかにした。 (4)PTP,DSP,PPの各ホスファターゼに関して(1)および(2)における遺伝子変異の有無をスクリーニングし、明らかにした。 2.KIF3モーターを標的とした癌治療 (1)Dusp26複合体同定し、DUSP26の基質を明らかにした。 (2)細胞-細胞の接着に重要なN-cadherinおよびβ cateninの細胞膜へ局在の制御に関して新たな知見を得た。 (3)(1)および(2)の結果により、Dusp26を標的とした癌治療の可能性を検討した。 3.スプライシングを標的とした癌治療 (1)PP1/NIPP1複合体の標的であるスプライシングの基本因子SAP155のリン酸化部位の一部の同定に成功した。 (2)SAP155のリン酸化部位に対する抗体を作製した。
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Research Products
(11 results)