2009 Fiscal Year Annual Research Report
生体関節運動に対する次世代画像としての3次元バーチャルリアリティ装置の開発
Project/Area Number |
19390392
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森友 寿夫 Osaka University, 医学系研究科, 助教 (00332742)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村瀬 剛 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (50335361)
|
Keywords | 動作解析 / 3次元 / MRI / 画像検査 / 骨関節疾患 / CT |
Research Abstract |
(1) 靭帯、筋肉などの軟部組織を含めた運動器の動きを3次元動画で表現するシステム開発 1 簡易版関節動画作成プログラム開発 関節動画作成プログラムを一般病院でも使える形にするために簡便化ソフトを作成中である。また、3次元的な解剖学、運動学の教科書の上肢版をほぼ完成させた。この中で筋肉の動きなどを組み込ませるソフトを開発した。 2 靭帯モデル作成プログラム開発 前腕骨間膜の靭帯距離計測を行い、生体でも靭帯のバイオメカニクスを解析することが可能となった。遠位骨間膜の遠位橈尺関節に対する安定化効果について新たな概念を提供した。また肘靭帯損傷例などに行われる靭帯再建術の最旨適ルートを知るために生体肘の内側側副靭帯の各線維の機能長変化を測定した。 (2) 病的なキネマティクスを解析 関節リウマチ手関節部分固定術後の動きを解析しその動きがダーツスロー運動という生理的運動であることを証明した。これによりこの手術の正当性が証明された。また、解剖標本から手指MP関節尺側変位のメカニズムを解析し橈側副靭帯再建術が有効であることを示唆し、臨床に応用し良好な成績を残した。
|
-
-
-
-
-
[Journal Article]2009
Author(s)
Moritomo H
-
Journal Title
The Kinematics and Clinical Implications of the dart-throwing motion.In.Principles and Practice of Wrist Surgery(edited by David J.Slutsky)(Saunders)
Pages: 28-40
-
-
-
-
[Presentation] 肘UCLの機能解剖2009
Author(s)
森友寿夫、正富隆、三宅潤一、吉川秀樹、菅本一臣
Organizer
第1回日本関節鏡・膝・スボーツ整形外科学会
Place of Presentation
札幌
Year and Date
2009-06-25