2007 Fiscal Year Annual Research Report
急性肺傷害におけるI型肺胞上皮傷害の機序および重症度に関する検討
Project/Area Number |
19390404
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
内田 篤治郎 Tokyo Medical and Dental University, 医学部附属病院, 講師 (40262183)
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Keywords | 肺胞上皮 / バイオマーカー / 肺傷害 |
Research Abstract |
移植に用いることのできなかったヒト肺を用いた潅流標本において、肺循環潅流液や肺胞注入液中のRAGE濃度を測定すると、RAGE濃度と、肺における水分クリアランスには、逆相関があり、肺胞上皮が傷害された状態で、RAGEがこれらの液中に遊離してくることが示唆された。また、片肺移植、両肺移植、および心肺移植を行う患者20名を対象に、肺の再潅流4時間後に患者から採血し、血清RAGE濃度を測定し、血清RAGE濃度と患者の予後について検討した。血清RAGE濃度高値は、術後の人工呼吸時間やICU滞在期間と相関があり、RAGEが移植患者の予後予測に役立ちうることが示された。また、平成19年度を初年度とし、3年間の予定で周術期患者における血清RAGE濃度測定が計画され、胸部大動脈瘤に対する人工血管置換術(胸腹部大動脈瘤を含む)や心臓手術を対象とした臨床研究を現在進行させている。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Plasma receptor for advanced glycation end-products predicts duration of ICU stay and mechanical ventilation in patients after lung transplantation.2007
Author(s)
Calfee CS, Budev MM, Matthay MA, Church G, Brady S, Uchida T, Ishizaka A, Lara A, Ranes JL, deCamp MM, Arroliga AC.
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Journal Title
J Heart Lung Transplant 26
Pages: 675-680
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