2007 Fiscal Year Annual Research Report
fMRIによる咀嚼機能と脳機能のダイナミック解析システムの開発
Project/Area Number |
19390479
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
後藤 多津子 Kyushu University, 大学病院, 助教 (60294956)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉浦 敬 九州大学, 大学病院, 助教 (40322747)
寺嶋 雅彦 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教 (20398085)
徳森 健二 九州大学, 大学院・歯学研究院, 准助教 (40253463)
中村 泰彦 九州大学, 大学病院, 副診療放射線技師長 (00380494)
吉浦 一紀 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (20210643)
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Keywords | fMRI / 脳機能 / 咀嚼機能 |
Research Abstract |
咀囑に伴い脳内では何が起こっているのかを非侵襲的脳機能画像(fMRI)を用いて解析するために本年度はまず以下の実験を行った。 1.MRI装置における撮像と解析条件の検討:咀囑系組織別機能分離のための高空間分解能、時間分解能向上を目標とし、1.5Teslaならびに3TeslaMRI装置双方を用いて様々な撮像方法を比較検討し、axial方向については決定した。ただし別方向については3Tesla特有の画像上の障害が生じ、未だ検討を続けている。 2.fMRIの日本題点(口腔領域への刺激を課題とした場合の頭部動揺)の検討:頭部固定方法の検討を行い頭部動揺を最小限に押さえた。かつリアルタイム解析方法(ソフトウェア)を確立し、頭部動揺によるデータの支障があればその場で対応した。また本年度は咀嚼系の中でも味覚に注目し、新しい味覚刺激提示装置を開発した。結果、実験中の頭部動揺を三次元的移動距離imm、回転を1.5mm以下に押さえることができた。 3.実験デザインの設定と検討:課題を与える時間、休みの時間、刺激の強さなど課題デザインについて、これらを組み合わせた方法をのべ6人の被験者で実験し、再検討、修正を繰り返した。また解析方法についても専門家と検討を重ね、最も安定した課題デザインを決定した。 併行して、三次元MRIによる顎顔面形態、顎関節機能、および顎運動と咬合力解析を行った。 一連の研究成果を研究発表ならびに論文発表した。
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Research Products
(16 results)