2010 Fiscal Year Annual Research Report
fMRIによる咀嚼機能と脳機能のダイナミック解析システムの開発
Project/Area Number |
19390479
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
後藤 多津子 九州大学, 病院, 講師 (60294956)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉浦 敬 九州大学, 大学病院, 講師 (40322747)
徳森 謙二 九州大学, 大学院・歯学研究院, 准助教 (40253463)
小林 幸次 九州大学, 大学病院, 診療放射線技師 (50380481)
中村 泰彦 九州大学, 大学病院, 診療放射線技師長 (00380494)
吉浦 一紀 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (20210643)
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Keywords | fMRI / 脳機能 / 咀嚼機能 |
Research Abstract |
咀嚼に伴い脳内では何が起こっているのかを非侵襲的脳機能画像(fMRI)を用いて解析するために本年度は以下の実験および解析を行った。 1. 3Tesla MRI装置における撮像と解析条件の検討の継続:咀嚼系組織別機能分離のための高空間分解能、時間分解能向上を目標とし、3Tesla MRI装置を用いて様々な撮像方法を比較検討し、特に前頭部についてより精度を上げることを努力した。結果、前頭部の一部は画像取得が不可能であった。よってそれ以外の領域においてデータ検出に最も優れた画像の取得方法を継続することとした。 2. 時系列解析の設定、検討とデータ取得:感覚系の味覚課題における時系列解析法について検討を重ね、データを取得した。また時系列解析における解析方法やデータ解釈について調査、検討し決定した。より詳細な時系列解析のためには、今後は撮像方法そのものを改善する必要がある事が明らかになった。 3. 各人固有の三次元解剖形態と四次元・動的(ダイナミック)咀嚼機能の統合解析の継続:各撮影毎にデータ欠損領域と解剖的位置の精査を行った。さらに様々な咀嚼運動時の脳活動解析を実験参加者個人脳毎、また集団として解析を行った。解剖画像、脳機能画像ともに、随時発表される新たな解析方法を使用し、データを再解析したうえで結果を精査した。 国内外の研究者達と積極的な情報収集、情報交換に務め、一連の研究成果を国内外の学術集会で研究発表、招待発表、論文発表を行った。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] The effect on brain activity of clenching with bite plate increasing occlusal vertical dimension to mandibular rest position : a functional MRI study.2010
Author(s)
Ishida R, Iwagami Y, Hamachi T, Goto TK, Watanabe Y, Wada T, Taniguchi Y, Nielsen M, Takizawa O, Hamada Y, Fujita S, Sato M
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Journal Title
The International Journal of Sports Dentistry
Volume: 3
Pages: 27-36
Peer Reviewed
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[Journal Article] Reappraisal of brain MRI features in patients with multiple sclerosis and nueromyelitis optica according to anti-aqauporin-4 antibody status.2010
Author(s)
Matsushita T, Isobe N, Piao H, Matsuoka T, Ishizu T, Doi H, Masaki K, Yoshiura T, Yamasaki R, Ohyagi Y, Kira J.
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Journal Title
J Nuerol Sci
Volume: 291
Pages: 37-43
Peer Reviewed
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