2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19390480
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
岡野 友宏 Showa University, 歯学部, 教授 (20124688)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 康雄 昭和大学, 歯学部, 准教授 (30119250)
荒木 和之 昭和大学, 歯学部, 准教授 (50184271)
槙 宏太郎 昭和大学, 歯学部, 教授 (80219295)
新谷 悟 昭和大学, 歯学部, 教授 (80294429)
小関 正彦 昭和大学, 歯学部, 准教授 (40177225)
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Keywords | 放射線 / インプラント / 診断 / 被曝線量 |
Research Abstract |
歯科インプラントの画像検査に用いられる装置のうち、従来から装置開発に関わる基礎研究を行ってきたTACTについて、その完成F'を導入し、その撮影条件等の決定を行った。次にインプラント植立後の周囲骨の変化を把握する手段としての本法の有用性を、屍体下顎骨を対象とした検討した結果、パノラマ撮影では評価されない頬舌側のインプラント周囲骨をアーチファクト無しで評価できることが判明した。次にイエテボリ大学の研究協力者とともに観察者評価を計画している。歯科用コーンビームCTにおいてもTACTと同様な対象物を撮影したので、本法に特有なアーチファクトを量的に評価する具体策も同時に検討している。CdTe半導体を用いたパノラマ装置についても基礎研究を重ねたが、年度末近くに実機を導入できた。検査対象に最も適した断層面を個別に抽出できるので、その適切さとともに本法の有効性を評価している。ここでは従来のパノラマ撮影も目的としたインプラント検査の正確度の向上が目的となる。一方、インプラント検査に伴う被曝線量の測定は継続している。ことに線量測定用ファントムに挿入する線量計について安定度の高い簡便な方法を評価している。なお、投稿中であった歯科用コーンビームCT2種と一般医科用多列CTによる吸収線量と実効線量を測定した報告はDMFR誌に3月初旬、受理された。また線量低減効果についても日常撮影条件より数分の1程度での撮影が可能であることが判明したので、統計処理などを経て近日中に投稿できる。また、TACTおよびCdTe半導体を用いたパノラマ装置についての臨床評価を開始する体制が整ったので、本学「医の倫理委員会」にて承認を得る予定である。
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Research Products
(4 results)