2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19390502
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
福島 俊士 Tsurumi University, 歯学部, 教授 (60014205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 匠 鶴見大学, 歯学部, 助教 (20267537)
重田 優子 鶴見大学, 歯学部, 助教 (40367298)
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Keywords | 冠橋義歯学 / 4次元下顎運動 / 3次元造形 / 顎機能 / CAD / CAM |
Research Abstract |
本プロジェクトでは工学的技術をFGP法に応用し,患者個々の咀嚼機能に適応した補綴物の製作が可能なシステム,すなわちデジタルFGPシステムの開発を行った.本研究は,1.歯の解剖学的な形態情報の取得,2.FBP法による機能咬合面の採得と解剖学的な形態情報との統合,3.各形態情報からクラウンの機能咬合面の設計,4.補綴装置設計データを造形用データの変換,5.CAMによる補綴装置の製作,の手順により機能的な咬合面形態の製作を目指した. 研究は,19年度に工学的技術における基礎の構築・補綴装置の製作,20年度にシステムの構築,21年度にシステムの精度検証を行った.方法としては,支台歯形成歯の印象採得から通法通りに作業用模型を製作,およびFGP法により機能面の採得を行った.次に3次元表面形状測定装置により得られた作業模型の表面形状データを統合し,3次元再構成像を作成した.3次元モデリングソフトを用いてデジタル化した作業模型,およびFGPテーブルの機能面からクラウンの設計を行った。ハプティックデバイスを応用することで従来の技工操作に近似した感覚で製作することができた.完成したクラウンのCADデータから3次元積層造形装置を用いてワックスパターンを製作,通法に従い鋳造,研磨を行い,全部鋳造冠を製作した.本システムで製作したCAD/CAMクラウンと従来法で製作したクラウンを比較した結果,マージンの適合度,咬合接触点ともに同程度であり,臨床応用可能な機能咬合面形態を考慮した補綴装置を製作できた.
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[Presentation] VR(Virtual Reality)咬合器における上下顎咬合接触再現性の検討2009
Author(s)
笠間慎太郎, 井川知子, 小川匠, 河村昇, 伊原啓祐, 重田優子, 平林里大, 平井真也, 岩並恵一, 積田光由, 小久保裕司, 水野行博, 福島俊士
Organizer
第69回鶴見大学歯学会
Place of Presentation
鶴見大学会館
Year and Date
2009-07-18
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