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2007 Fiscal Year Annual Research Report

自己由来細胞組み込み型新規人工再生粘膜の開発〜完全なる口腔粘膜再生を目指して〜

Research Project

Project/Area Number 19390515
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

古森 孝英  Kobe University, 医学系 研究科, 教授 (50251294)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 横尾 聡  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (00322206)
寺師 浩人  神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (80217421)
尾島 泰公  神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (40403240)
日和 千秋  神戸大学, 自然科学系先端融合研究環重点研究部, 助教 (80294198)
Keywords人工口腔粘膜 / 組織再生 / 自己由来細胞 / 組織工学的手法
Research Abstract

本研究において、現在までに得られた様々な知見をもとに人工粘膜下組織の開発を行い、現在までに作製・臨床応用を行っている人工培養口腔粘膜に組み込むことで、完全に患者自身の細胞成分のみから成る倫理面・安全面においてより完璧な人工口腔粘膜の開発を行うことを目的とする。われわれは現在までに、人工粘膜下組織開発の一環として、独自の手法にて作製・臨床応用してきた人工口腔粘膜移植後の創傷治癒過程について実際の移植後の組織を用いて研究を行ってきた。その結果、人工口腔粘膜として移植された上皮細胞は、移植後正常な上皮細胞と同等の代謝機能を獲得し、外的異物への免疫防御応答を行うと同時に、移植創部の神経再生に必要な神経再生因子の産生を行うなど、成熟した上皮と同等の機能を営んでいることを明らかにした。粘膜下組織として導入する材料については、現在すでに臨床の場で用いられている生分解性の高分子材料をはじめとして、口腔粘膜という軟組織を構築するにふさわしい弾性や耐久力、操作性を兼ね備えた生体材料の追究および開発を行う予定である。開発した最適な生体材料に、最適な細胞微小環境となるべき基底膜を組み込むため、従来の研究手法にさらに、細胞工学的な手法を加えて人工粘膜下組織を開発・完成させ、それを従来までにわれわれが行っている手法に導入することで、完全患者由来成分のみを用いた人工粘膜の再生を本研究の最終目標とする。
現在は、従来までの手法を踏襲することで、口腔粘膜組織より上皮細胞成分を単離し、各種生体材料への組み込みを行っている過程である。今後、組み込まれた細胞成分の活性等について生化学的な分析を行う予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results)

  • [Journal Article] Clinical and histopathological analysis of healing process of intraoral reconstruction with ex-vivo produced oral mucosa equivalent.2007

    • Author(s)
      Hotta T
    • Journal Title

      Kobe J med Sci 53

      Pages: 1-14

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 培養複合口腔粘膜(EVPOME)の口腔癌治療への応用2007

    • Author(s)
      芳澤, 享子
    • Journal Title

      再生医療 6

      Pages: 87-92

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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