2008 Fiscal Year Annual Research Report
地域住民における歯周病と代謝異常、アディポカイン、動脈硬化、遺伝子多型との関連
| Project/Area Number |
19390542
|
|---|
| Research Institution | Nagasaki University |
|---|
Principal Investigator |
齋藤 俊行 Nagasaki University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (10170515)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林田 秀明 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (20238140)
川崎 浩二 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 准教授 (60161303)
前田 隆浩 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (40284674)
|
|---|
| Keywords | 歯周病 / 代謝 / アディポカイン / 動脈硬化 / 疫学 |
|---|
| Research Abstract |
平成20年度はまず歯周病検診時に診査者間の誤差を可能な限り縮小させる目的で、診査者のキャリブレーションを行った。その後、下五島地区の久賀島、福江島三井楽、および奈留島において、のべ6日間、五島市の生活習慣病健診にあわせて512名に対して歯周病健診、動脈硬化健診を実施した。歯周病健診は研究代表者および分担者が所属する長崎大学口腔保健学分野が、診査者以外に20名程度の現地歯科衛生士や歯学部学生等のスタッフを確保して行い、動脈硬化健診は研究分担者である前田の所属する長崎大学離島医療研究所が実施した。健診結果は業者委託により入力を行い現在分析中である。予備的な分析で歯の数が少ないほど高血圧症になりやすい傾向が認められている。
また平成17年に実施したパイロットスタディで保存している血清について、歯周病関連細菌の抗体価の測定を行い、歯周病の状態との関連性について第1回口腔検査学会に報告した。平成21年度はさらに別の地域で健診を行い、データを蓄積していくとともに、血清中のアディポカイン等の分析を行う予定である。
|
Research Products
(3 results)
