2008 Fiscal Year Annual Research Report
教育ニード・学習ニードの診断結果に基づく看護継続教育支援システムの拡大と洗練
Project/Area Number |
19390546
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
舟島 なをみ Chiba University, 看護学部, 教授 (00229098)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 登志子 千葉大学, 看護学部, 准教授 (60415560)
三浦 弘恵 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (80396671)
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Keywords | 看護継続教育 / 学習ニード / 教育ニード / 助産師 / 訪問看護師 / 測定用具開発 |
Research Abstract |
平成20年度は、看護継続教育支援システムの拡大・洗練に向けて、次に示す研究を実施した。 1.助産師を対象とするシステムへと拡大するために必要不可欠な測定用具の完成 (1)教育ニードアセスメントツール-助産師用-の開発:前年度に収集したデータを分析し、助産師のロールモデル行動を解明し、その成果を基盤にアセスメントツールを作成した。専門家会議・パイロットスタディを経て、全国調査を実施、673名からデータを回収できた。現在、信頼性・妥当性を確保した教育ニードアセスメントツールの開発に向け、データを分析中である。 (2)学習ニードアセスメントツールー助産師用-の開発:前年度に収集したデータを分析し、助産師の学習ニードを解明し、その成果を基盤にアセスメントツールを作成した。専門家会議・パイロットスタディを経て、全国調査を実施した。また、現在、学習ニードアセスメントツールー助産師用-の安定性の検討に向けた再テスト中である。 2.訪問看護師を対象とするシステムへと拡大するために必要不可欠な測定用具開発の基盤となる訪問看護師の学習ニードとロールモデル行動を解明する研究 全国の保健所、保健センター、訪問看護ステーションに就業する訪問看護師を対象に自由回答式質問から構成される質問紙を用いて調査を実施し、273名からデータを回収できた。これらの回答を内容分析の方法を用いて分析し、訪問看護師のロールモデル行動を解明した。訪問看護師の学習ニードは現在分析中である。次年度、解明したロールモデル行動と学習ニードを基盤に訪問看護師用の測定用具を開発する。 3.看護継続教育プログラム立案に必要な要素の明確化 これまでの看護継続教育支援システムに関わる研究成果を国内外において発表すると共に、看護継続教育支援システムの拡大、洗練に向け必要な要素解明のための情報を収集した。
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