2009 Fiscal Year Annual Research Report
助産診断能力の向上のための超音波診断に係る人体模型の開発と教育ガイドラインの作成
Project/Area Number |
19390558
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
我部山 キヨ子 Kyoto University, 医学研究科, 教授 (20243082)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲葉 忠司 三重大学, 工学研究科, 准教授 (70273349)
小畑 秀明 岡山理科大学, 工学部, 准教授 (60437118)
柳吉 桂子 京都大学, 医学研究科, 准教授 (50254470)
山口 琴美 京都大学, 医学研究科, 助教 (40432314)
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Keywords | 超音波診断 / 超音波検査 / 人体模型 / 胎児模型 / 助産診断 / 教育ガイドライン |
Research Abstract |
本研究の目的は、助産師が超音波診断技術を修得するために使用する精巧で本物に近似した画像が得られる超音波用人体模型を開発し、その人体模型を用いて超音波診断技術を身につけさせるための超音波教育ガイドラインを作成することである。今年度の研究の目的は、21年度の研究成果のまとめと以下の2つである。 1.超音波診断に対する医療従事者調査 20年度に行った妊婦の健康診査時における医師による超音波診断の実態と助産師による超音波診断の実態調査およびそれに対する妊婦の受け止めなどの調査の分析・まとめを行い、学会にて発表した。 2.超音波検査の教育方法の検討 助産師の選択課程の院生に対して、ウルトラシムコンパクト(超音波シミュレーター)を用いて、超音波診断装置の基本、使用方法および画像診断の教育を行い、超音波教育カリキュラムを作成した。その後、その超音波教育カリキュラムに沿って、助産課程選択の学部学生に対して理論および技術教育を行い、教育方法と学習効果の関連性について検証した。 3.超音波診断に用いる人体模型の試作品の作成 研究分担者および研究共同者と共同して、20年度に作成した胎児模型を実物画像と比較して、人骨の投影画像の改善を協議した。その後、胎児模型に肉付け、臓器などを内在し、胎児に重要な超音波診断の画像の精度を高める方法を継続中である。
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