Research Abstract |
1.研究代表者及び研究分担者各1名のほか,4名の海外研究協力者(ベトナム,タイ,インドネシア,台湾より各1名)を加えた総勢6名により,第1回地下水人工涵養国際研究集会(IRMARG1:The First Annual International Research Meeting on Artificial Recharge of Ground Water)をMon 04-Wed 06,February,2008の間,Groundwater Technology Service Center (GTSC), Faculty of Science, Chiang Mai University, Thailandにおいて開催した。メンバーは,各国の地下水人工涵養の研究状況について発表,討論を行った。さらにチェンマイ近郊における人工涵養実験施設を全員で訪れ研究法等の意見交換を行った。IRMARG1に先立ち,研究代表者はハノイ市域において人工涵養に関する予備調査等を行った。 2.ハノイ市域の地下水流動域に地下水位のモニタリング観測井(ピエゾメータ)を設置し,観測を開始した。地下水人工涵養を行うための基礎データを収集するためである。観測井は,21゜06.951'N,105゜45.346'Eに置き,90mm径・60m深,先端にスクリーンを装着させた。観測井には,自記水位計・水温計(Loggers)を挿入して,地下水位・水温の記録を採っている。手測りを併行している。 3.研究分担者は,チェンマイ大学の研究協力者と共同で進めている,チェンマイ近郊における人工涵養実験施設に赴き現地調査・観測を行った。人工涵養池及び複数のピエゾメータより地表水と地下水のサンプリングを行い,同位体と主成分を分析中である。 4.研究代表者は,第1回地下水人工涵養国際研究集会(IRMARG1)において発表された4名の海外研究協力者と研究代表者による発表内容を取りまとめ中である。
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