2009 Fiscal Year Annual Research Report
東南アジア諸国における地下水人工涵養の最適システムの開発と活用に関する調査・研究
Project/Area Number |
19401002
|
Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
肥田 登 Akita University, 名誉教授 (70015832)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
網田 和宏 秋田大学, 工学資源学部, 助教 (20378540)
|
Keywords | 水資源 / 水循環 / 地下水人工涵養 / モニタリング観測井 / 地下水位 / 地下水温 / 扇状地 / 東南アジア |
Research Abstract |
1.研究代表者と4名の海外研究協力者(ベトナム,タイ,インドネシア,台湾より各1名)は,第3回地下水人工涵養国際研究集会(IRMARG3 : The First Annual International Research Meeting on Artificial Recharge of Ground Water)を24-28, November, 2009の間,Institute of Geophysics, VAST, Hanoi, Vietnam(ベトナム科学技術アカデミー)において開催した。メンバーは,各国の地下水人工涵養の研究状況について発表,討論を行った。この間,ハノイ市北西のタン・ロン(Thang Long)工業団地域等の観測井及びHa Long Bayの石灰岩地形と地下水域を全員で訪れ視察と調査を行った。 2.過年度までにハノイ市北西のタン・ロン(Thang Long)工業団地域等に設置した3地点の地下水位のモニタリング観測井により,地下水位と地下水温の観測を継続した。各観測井にはLoggerを挿入している。これらの観測記録は本地帯で次年度以降に試行される地下水人工涵養研究/池方式の基礎資料となる。 3.ハノイ市北西の工業地帯で行う地下水人工涵養の適地選定の調査を継続した。 4.平成21年度からタイ中央部のKamphaeng PhetからPhichitの両Provinceにかけての水田地帯に2地点のモニタリング観測井を置いた。各観測井にLoggerを挿入して地下水位と地下水温を観測した。この一帯は扇状地からなり,これらの観測記録は雨季の降雨を地下の帯水層に注入する人工涵養研究/井戸方式の試行に活用される。 5.研究代表者と研究分担者は,ベトナムとタイの調査・研究域における地下水の水質分析を継続した。
|
Research Products
(3 results)