2007 Fiscal Year Annual Research Report
米国地方行政・政治のプエルトリコ系住民への対応に関する地域間比較研究
Project/Area Number |
19401005
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
志柿 光浩 Tohoku University, 大学院・国際文化研究科, 教授 (60215960)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三宅 禎子 岩手県立大学, 共通教育センター, 准教授 (30305271)
吉田 栄人 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 准教授 (10240285)
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Keywords | プエルトリコ人 / アメリカ合衆国 / 地方行政 / 地方政治 / ラティーノ / ヒスパニック / スプリングフィールド / キシミー |
Research Abstract |
本研究の目的は、米国の郡・市レベルの地方行政・政治がプエルトリコ系住民の存在に対してどう対応しているかという問いについて、特徴的な条件を持ついくつかの異なる地域を対象に調査研究を行い、これを通じて、アメリカ社会がラテン系住民人口の急増という歴史的に重大な事態にどのように立ち向かおうとしているのかを明らかにすることにある。 平成19年度は、(1)プエルトリコ人住民の存在は、郡・市レベルの地方行政・政党組織によって、どのような問題を提起し、どのような可能性を持つと認識されているか、(2)これに対して、各行政・政党組織は、政策形成や政党活動等においてどのような対応を行っているか。(3)上記2の対応は、州、連邦レベルの行政・政治にどう反映され、どう影響を受けているか、(4)条件の異なる地域の間で、上記1〜3についてどのような相違点、共通点が見られるか、それはなぜか、(5)上記1〜4の結果は、ラテン系住民の存在に対するアメリカ社会の対応を理解する上で何を示唆しているか、といった研究課題について、調査対象地域における関係組織への調査協力依頼ならびに、人間関係の構築を図ることを主眼として調査活動を進めた。 具体的には、マサチューセッツ州西部(スプリングフィールド市その他)、フロリダ州中部(オーランド市およびキシミー市)、カリフォルニア州南部(ロサンジェルス郡、オレンジ郡、サンディエゴ郡)においてプエルトリコ人コミユニティ各種組織および行政組織などで面接調査並びに資料収集を行なった。
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Research Products
(2 results)