2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
U.S. Local Governments' & Political Organizations' Response to the Growing Presence of Puerto Rican Residents : An Inter-Regional Comparative Study
Project/Area Number |
19401005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 海外学術 |
Research Field |
Area studies
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
SHIGAKI Mituhiro Tohoku University, 大学院・国際文化研究科, 教授 (60215960)
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Project Period (FY) |
2007 – 2010
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Keywords | プエルトリコ / プエルトリコ人 / アメリカ合衆国 / 地方政治 / 地方行政 / ラティーノ / ヒスパニック |
Research Abstract |
本研究の目的は、米国の郡・市レベルの地方行政・政治がプエルトリコ系住民の存在に対してどう対応しているかという問いについて、特徴的な条件を持ついくつかの異なる地域を対象に調査研究を行い、これを通じて、アメリカ社会がラテン系住民人口の急増という歴史的に重大な事態にどのように立ち向かおうとしているのかを明らかにすることにある。 本研究は、以下のような研究課題の解明を通して上述の研究目的の達成をめざしている。 (1)プエルトリコ人住民の存在は、郡や市のレベルの地方行政組織あるいは政党組織によって、労働、教育、医療・保健、経済振興、居住環境、言語使用、政治的発言力等の各領域でどのような問題を提起し、またどのような可能性を持つと認識されているか。 (2)上記(1)の認識に対して、各行政組織あるいは政党組織は、政策形成、施策の実施、選挙を中心とした政党活動等においてどのような対応を行っているか。その際、プエルトリコ系住民以外の住民の意識や利害との調整はどのように行われているか。 (3)上記(2)の対応は、州、連邦レベルの行政・政治にどう反映され、どう影響を受けているか。 (4)プエルトリコ人住民人口ならびにラテン系住民人口の割合、社会経済的諸要因など条件の異なる地域の間で、上記(1)~(3)についてどのような相違点、共通点が見られるか。それはなぜか。 (5)上記(1)~(4)の結果は、多文化主義をめぐる議論を含め、ラテン系住民の存在に対するアメリカ社会の反応ないしは対応を理解する上でどのようなことを示唆しているか。
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