2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19401007
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
中野 聡 Hitotsubashi University, 大学院・社会学研究科, 教授 (00227852)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 裕 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20166979)
宮地 尚子 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (60261054)
永井 均 広島市立大学, 広島平和研究所, 講師 (40347620)
笠原 十九司 都留文科大学, 文学部, 教授 (80125814)
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Keywords | 歴史学 / 政治学 / 地域研究 / 社会系心理学 |
Research Abstract |
研究第3年度にあたる平成21年度は、研究成果の公開に重心を移しつつ、(1)海外ワークショップの開催、(2)資料収集・インタビュー調査の継続、(3)研究成果の発表と社会還元の準備に重点をおいた。具体的には、(1)については、2009年11月6日にジョージ・ワシントン大学エリオット・スクールとの共催で、2010年3月16日にはハワイ大学マノア校フィリピン研究センターとの共催で、それぞれマニラ戦と南京事件を国際比較して実像・記憶・和解のあり方を問う国際ワークショップを一般聴衆の参加も得て開催し、この問題に対する海外アカデミック・コミュニティおよび市民の関心を喚起するとともに、研究者ネットワークの構築に努めた。(2)については、永井(マニラ)、中野(ワシントンDC)がそれぞれ資料調査・関係者インタビューを行うとともに、荒沢千賀子(一橋大学院生)がマニラ戦のスペイン人生存者に対するインタビュー調査を行った。(3)については、林博史・関東学院大学教授(連携協力者)がマニラ戦資料状況に関する論文を発表、永井均(分担者)が著書『フィリピン戦と対日戦犯裁判』を上梓するなど、別記・平成21年度の研究成果に挙げたように、各分担者が本科研プロジェクトに直接関連する論文・著書を相次いで発表するなど、研究成果の公開を本格化させた。さらに、林論文を英訳して発表を準備中である。さらに相互翻訳すべき資料の選定も引き続き行っており、研究成果公開ウェブサイトの構築準備も引き続き行った。
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Research Products
(15 results)
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[Journal Article]2009
Author(s)
吉田裕
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Journal Title
『証言記録 兵士たちの戦争3』(NHK「戦争証言」プロジェクト著)(日本放送出版協会)
Pages: 313 (8-17)
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