2007 Fiscal Year Annual Research Report
メキシコ革命の100年:歴史的総括と現代的意義-国際比較の観点から
Project/Area Number |
19401009
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
堀坂 浩太郎 Sophia University, 外国語学部, 教授 (80165597)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 洋之 上智大学, 外国語学部, 准教授 (40278213)
岸川 毅 上智大学, 外国語学部, 准教授 (60286755)
ネーヴェス マウロ 上智大学, 外国語学部, 准教授 (40286753)
尾尻 希和 東京女子大学, 現代文化学部, 講師 (40408456)
箕輪 茂 イブロ・アメリカ研究所, 助手 (10407356)
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Keywords | メキシコ革命 / 経済社会改革 / 政治体制 / イデオロギー / ナショナリズム / 国際比較 |
Research Abstract |
平成19年度においては、1.数次にわたる研究会の開催により、(1)メキシコ革命史およひ現代メキシコ政治・経済における脱・革命体制化過程に関する情報の共有、ならび(2)ラテンアメリカ域外も含めた諸国における革命および革命革命体制との比較研究上の視座の獲得を図りつつ、2.研究代表者および各研究分担者が現地調査を行ない、資料収集および現地研究者に対するヒアリングに努めた。上記のうち(1)は、きわめて複雑な過程を経て展開したメキシコ革命および概ね1920年代以降の革命体制の構築について、メキシコを主たる研究対象地域とする研究分担者がこれまでの研究成果をまとめて報告する形で全参加者の的確な理解に結ひ付け、またその理解を各々が専門とする研究領域(政治経済学、経済発展論、比較政治学、都市社会学)およひ研究対象地域(例えばブラジル、コロンヒア、中米・カリブ地域、台湾など)と照らし合わせる作業であり、平成20年度以降における研究活動の礎石を築く上できわめて重要ステップであったと評価できる。また(2)を通じて収集した有形無形の研究資源を効果的に利用しつつ、平成20年度には学会等での研究報告ならひに研究分担者が活動の拠点とする上智大学イベロアメリカ研究所の出版物等を媒介に、国内外の研究者から有益なフィードハックを得るべく、具体的なアウトプットを図っていく計画である。
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Research Products
(5 results)