2007 Fiscal Year Annual Research Report
オモ・クシ系少数言語の調査研究及び地理情報システムを用いたデータベース構築
Project/Area Number |
19401023
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
乾 秀行 Yamaguchi University, 人文学部, 准教授 (10241754)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柘植 洋一 金沢大学, 文学部, 教授 (50092276)
小脇 光男 熊本大学, 留学生センター, 教授 (30136030)
杉井 学 山口大学, メディア基盤センター, 准教授 (00359910)
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Keywords | オモ系言語 / クシ系言語 / 少数言語 / 言語接触 / エチオピア / 社会言語学 / 基本語彙 / GIS |
Research Abstract |
エチオピア連邦民主共和国で、アジス・アベバ大学エチオピア学研究所の協力のもとオモ・クシ系少数言語の記述のための現地調査を実施した。各メンバーの本年度の具体的な研究内容は以下のとおりである。 乾(研究代表者):(1)アルバミンチにおいて、バウケト語の文法記述、基本動詞の例文の収集を行った。(2)マロ語の文法記述を行った。 柘植(研究分担者):(1)『アムバラ語入門』を作成した。(2)ディメ語の基礎語彙表を作成した。(3)昨年度に引き続き、アリ語語彙集作成に向けての作業を進めた。 小脇(研究分担者):(1)アルバミンチ、ジンカにおいて、コンソゴの文法記述を行なった。(2)コンソ族の国内移住と言語問題に関する予備調査を行なった。(3)コンソ語文法記述のための基礎データを収集した。 中野(研究協力者):(1)アジス・アベバでハムタンガ語、アガウ語の語彙を収集した。(2)アジス・アベバでハムタンガ語、アガウ語の会話資料の収集を行った。 二ノ宮(研究協力者):アワサで、ハディヤ語の語彙を収集し、音韻調査を行った。半田(研究協力者):ジンマで、ベンチュ語の音声データを収集した。 データベース構築に関しては、杉井(研究分担者)および高橋(研究協力者)が次の作業を行った。 杉井(研究分担者):(1)GISサーバのサービス配信プログラムを更新し、より柔軟に様々なGISデータを配信できるようにした。(2)GISサーバの新規機能を利用して、言語データベースから言語とその位置情報の検索システムを構築した。 高橋(研究協力者):エチオピア言語に関する文献検索を柔軟に、とりわけGISと連携して行えるようにするため、書誌データをXML形式で作成した。
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Research Products
(8 results)