2009 Fiscal Year Annual Research Report
国際的視点から見た漢字文化圏における漢文訓読についての実証的研究
Project/Area Number |
19401024
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
小助川 貞次 University of Toyama, 人文学部, 教授 (20201486)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石塚 晴通 北海道大学, 名誉教授 (10002289)
藤本 幸夫 麗澤大学, 大学院・言語教育研究科, 教授 (70093458)
森賀 一惠 富山大学, 人文学部, 教授 (60243094)
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Keywords | 漢文訓読 / 漢字文化圏 / 訓点資料 / 敦煌本 / 口訣資料 |
Research Abstract |
1. 大英図書館及びフランス国立図書館所蔵の敦煌本の実地調査 昨年度に引き続き、中国語による漢文訓読について、11月にフランス国立図書館、1月に大英図書館所蔵の敦煌本を調査し、精密な書誌情報の収集と移点作業を行った。 2. 朝鮮語による漢文文献・漢文訓読資料の実地調査 朝鮮語による漢文文献・漢文訓読資料について、京都大学、天理大学所蔵の朝鮮本の調査を行った。さらに海外所蔵資料として9月にフランス・ギメ博物館所蔵朝鮮本の調査を行った。 3. 調査資料の整理、国内資料の実地調査及び研究打合せ 昨年度に引き続き、調査資料を共有し漢文訓読の全体像を掌握するために、資料整理(データ入力、目録作成を含む)、関連する国内資料の実地調査(国立国語研究所、大谷大学図書館、京都国立博物館、高山寺等)及び研究打合せを行った。 4. 国内及び国際学会で研究成果の報告 国内では訓点語学会、北海道大学でのワークショップ、麗澤大学でのシンポジウム、海外では韓国東国大学校等の国際会議・国際シンポジウムで研究成果を報告し、漢字文化圏における漢文訓読について国際的理解の形成を図った。 5. 「東アジア漢字文化圏における漢文訓読史モデル」の構築と『敦煌点本書目』の作成 以上の実地調査、研究打合せ、データ整理、研究成果の発表等を通して得られた知見をもとに「東アジア漢字文化圏における漢文訓読史モデル」の構築と『敦煌点本書目』の作成を行い、本研究を終了した。
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Research Products
(14 results)