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2007 Fiscal Year Annual Research Report

北アジアにおける後期旧石器成立過程の研究

Research Project

Project/Area Number 19401031
Research InstitutionSapporo Gakuin University

Principal Investigator

鶴丸 俊明  Sapporo Gakuin University, 人文学部, 准教授 (50188645)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安蒜 政雄  明治大学, 文学部, 教授 (00183153)
高倉 純  北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教 (30344534)
Keywords考古学 / 旧石器時代 / 北アジア / モンゴル
Research Abstract

研究目的-申請時の目的と研究の進捗状況-
日本列島の後期旧石器文化の出自がどこにあるのかという追求過程で、その比較資料を大陸に求める段階に至っていると考えた。すでにわれわれがモンゴルで確認した遺跡の発掘を通して、日本列島の資料との比較資料を確保することを目的とする。
上記の目的に沿って、19年度は発掘地選定のための予備調査を6月上旬に、また発掘調査を9月上旬に開始した。
発掘調査 発掘地はヘンティー県バトシレート村アラシャンハダ遺跡である。しかし、発掘3日目に巨大な崩落岩盤に直面し調査は停滞した。軟質の砂岩ではあるが相当な厚さを持つことが予想され除去することは困難であると判断し、遺跡内の他の地点と既に発見されている7遺跡の状況を探ることとした。だが、それらは土壌の堆積がほとんどないか、あっても数十センチであって発掘調査には適していないことが判明したため、急遽方針を変更して詳細な遺跡分布調査を実施し、土壌堆積状態の良い遺跡を探すことにした。
この分布調査では3本の川の流域で231箇所の石器時代遺跡(これらは今後の精査で統合あるいは分離されて数は若干変わる可能性がある)を確認することが出来た。その中の3遺跡は後期旧石器初頭にさかのぼる可能性石器を有しており、土壌堆積状態も良好であることを確かめた。今後の調査は、これらの遺跡の発掘に絞ることになる。
遺物整理 発掘調査及び分布調査で採集した遺物は、現地で分類整理・記録したのち、図化の必要な資料を抽出した。その数は500点余である。それらの図化を実施するため、税関申告を経て本年3月に日本に持ち出し、現在作業中である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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