2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19402035
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
白鳥 義彦 Kobe University, 人文学研究科, 准教授 (20319213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
油井 清光 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (10200859)
佐藤 光 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80296011)
真下 裕之 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (70303899)
小山 啓子 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (60380698)
樋口 大祐 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (90324889)
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Keywords | 結社 / 学際性 / 海外学術調査 / 地域的比較 / 歴史的比較 |
Research Abstract |
本年度は、「結社」という研究視点を共有しつつ、社会学、文学、歴史学といった人文学の学際的な共通基盤め上に、ラランス(パリ)、イギリス(ロンドン)一等、現地でのフィールド調査や資料収集を甲石篇研究を進めることがでぎた。フィールド調査でば「結禰」の現代的な意義につい特に関心を寄せて調査を行い、まだ資料収集では歴史的な流れの中での「結社」の位置づけに注目しながら研究を遂行した。「結社」の現代的な意義と歴史的な展開との双友に関心をはらいながら研究を行ったことは研究の視点として重要な点である。研究成果の一部は、国際学会(The38th World Congress of the International Institute of Sociology)、での報告(The role of associations in the modern society),という形でも公表している。また、協同組合という観点に着目して、マルセル・モースについての知識社会学的な研究報告を行ったことも、本年度の研究成果として挙げることができる。これは、協同組合という「結社」の活動への参加に注目することを通じて、マルセル・モースに見られる実践的な関心や社会における活動の様子を明らかにしたものであり、「結社」の具体的な意義とともに、初期社会学の一側面にあらためて光をあてることを可能にした。さらに、これら以外の著書や論文、国内外での学会における発表、学内での研究会などを通じても、研究の成果を明らかにするとともに、研究の深化を図ることができた。また本年度はフランスからジャン=マリー・ミニヨン氏を神戸大学に迎えて講演会、学術交流の機会を持つことができ、研究を進める上で非常に有意義であった。
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Research Products
(13 results)