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2007 Fiscal Year Annual Research Report

中国における教育改革(素質教育)の進展と現職教育に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 19402044
Research InstitutionMiyagi University of Education

Principal Investigator

島森 哲男  Miyagi University of Education, 教育学部, 教授 (70125699)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 雅子  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (60091774)
笠間 賢二  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (50161013)
市瀬 智紀  宮城教育大学, 附属国際理解教育研究センター, 准教授 (30282148)
Keywords中国 / 教育改革 / 「素質教育」 / 現職教育 / 「研究性学習」 / 「総合学習」 / 「応試教育」
Research Abstract

1.中国の基礎教育改革の全体像を把握した
東北師範大学における調査および基礎教育改革に直接携わった関係者からの聞き取りにより、2001年に始まった基礎教育改革、および2004年から始まった高校段階でのカリキュラム改革について、その評価や問題点を含めて把握することが可能になった。特に基礎教育改革の成果として、(1)校長や教員における職業観の変化、(2)教師のカリキュラム認識における変化、(3)教師の教育観と学生観おける変化が生じていること。また、実践面では、(1)クラスでの教え方に置ける変化(2)教師と生徒との関係における変化、(3)学生の学び方における変化が起きていることがわかった。
2.基礎教育改革に関する実践事例を収集した
こうした義務教育改革の総体的な変化を踏まえた上で、平成19年度9月に、東北師範大学附属幼稚園、東北師範附属中学校、黒竜江省ハルビン第三高等学校での実地調査をおこなった。その結果、教員の職業観の変化、クラスでの教え方に置ける変化、教師と生徒との関係における変化、学生の学び方における変化について実際に了解することができた。さらに、政策的・理論的展開にかかわる文献と各地域・学校レベルの文献を収集した。
3.基礎教育改革・素質教育に関わる研究会を開催した。
中国から4名の研究者を招聘し、教育改革にかかわる公開研究会を行い、中国の義務教育改革、中学校での「素質教育」の展開、「高校レベルの情報教育」について討論を行った。
以上の研究結果から、素質教育が、それぞれの学校の実情にあわせて浸透していることがわかった。また、基礎教育改革によって、生徒の学び方にも変化が生じていることから、従来の「研究性学習」的要素が、クラスでの学びの中で実現しているといえる。このことは日本における「総合的学習の時間」の変化と浸透の状況とあわて考えてみると極めて興味深い。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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