2007 Fiscal Year Annual Research Report
研究大学の学士課程に適した優秀学生プログラムの開発に関する調査研究
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19402046
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
近田 政博 Nagoya University, 高等教育研究センター, 准教授 (80281062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
夏目 達也 名古屋大学, 高等教育研究センター, 教授 (10281859)
中井 俊樹 名古屋大学, 高等教育研究センター, 准教授 (30303598)
齋藤 芳子 名古屋大学, 高等教育研究センター, 助教 (90344077)
鳥居 朋子 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (10345861)
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Keywords | 教育学 / 学士課程 / 研究大学 / オナーズ・プログラム |
Research Abstract |
本研究の目的は、日本の研究大学において高い学習意欲と知的能力を備えた上位層の学生に対して一層の知的刺激を与えるために、大学側がどのような教育プログラムを提供すべきかについて、海外の研究大学の事例を調査することである。具体的には、アングロサクソン諸国とアジア諸国の研究大学を訪問し、学士課程の優秀学生を対象とした、いわゆる「オナーズ・プログラム」について参与観察を伴う現地調査を実施する。具体的には、各大学のオナーズ・プログラムについて、(1)学生の選出方法、(2)プログラム内容、(3)インセンティブ、(4)効果、の4点について調査を行う。 平成19年度は、中国の上海交通大学と復旦大学、英国のオックスフォード大学、米国のスタンフォード大学、カナダのトロント大学の5大学について訪問調査を実施し、報告書をまとめた。これにより、世界最高水準の研究大学においては、優秀学生のためのさまざまな特別プログラムが存在し、彼らの研究意欲を刺激する工夫がなされていることがわかった。 また、大学高等教育研究センターでは学士課程と大学院課程の接続に関する研究を行い、『名古屋高等教育研究』第8号に投稿した。この他、同センターでは研究大学で学ぶことの意味を示した『名古屋大学新入生のためのスタディティップス2008』、および学力水準の高い学生に対し英語で授業を実施する場合のハンドブックである『英語で教える秘訣-大学教員のための教室英語ハンドブック』を作成・出版した。
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Research Products
(5 results)