2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19404007
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
近江谷 克裕 Hokkaido University, 大学院・医学研究科, 教授 (20223951)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤森 一浩 北海道大学, 産業技術総合研究所・セルエンジンニアリング研究部門, 研究員 (60273025)
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Keywords | 発光生物 / 発光プローブ / 発光甲虫 / 発光性渦鞭毛藻類 / 中国雲南省 |
Research Abstract |
生命科学研究に有用な生物発光系発光・蛍光プローブを探索するため、これまでの調査研究や世界的な生物研究者のネットワークの情報を基に、世界の発光生物の収集し、物質レベルのデータベース化を目的とする。本年度は中国雲南省、発光生物の調査を目的としたフィールド調査研究、及びニュージーランドの発光貝ラチアの調査研究を行った。個々の調査研究概要は以下である。 1) 2008年7月6-15日まで中国雲南省中国科学院昆明動物研究所のAndy Liang教授と共同で星虫及び発光ミミズの調査を行う。日本側から近江谷、藤森、大場(研究協力者・産総研客員研究員)が、中国側からAndy Liang、 Li研究員や大学院生の総勢12名が参加、雲南省西部の怒河流域を中心に保山、大理周辺の発光生物の採取を行った。併せて棲息地、棲息状況、生態などを詳細に調査した。得られたサンプルは近江谷、藤森が持ち帰り、組織標本を作製併せてサンプルを保存した。大場は生息状況等を記録、映像及び試料を日本にて解析、整理した。 2) 2009年2月20-25日までニュージランドワイカト州ハミルトン市のニュージーランド水系環境研究所(NIWA)の協力の元、ピロンギア山の清流域において発光貝ラチアの調査研究を行った。また、ワイトモ周辺の発光昆虫アラクノカンパの生態調査を行った。日本側より近江谷、丹羽(研究協力者・産総研研究員)が参加、ラチアを観察、採取した。サンプルはすべて日本に持ち帰り、現在、タンパク、遺伝子の解析を行っている。
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Research Products
(4 results)