2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19404017
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
村上 心 Sugiyama Jogakuen University, 生活科学部, 教授 (10247603)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角田 誠 首都大学東京, 都市環境学部, 教授 (10180035)
川野 紀江 椙山女学園大学, 生活科学部, 助手 (30247605)
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Keywords | 小学校 / 安全 / イギリス / オーストラリア / コンバージョン |
Research Abstract |
本申請研究の第1の目的は、豪英における小学校空間の安全確保に関する諸課題について整理することであり、平成19-20年度に調査・データ収集はほぼ完了した。平成21年度はこれらの成果のまとめ、及び、豪英の安全確保手法を日本へ適用することを検討した。 ●平成21年度実施内容:(1)オーストラリアでの実地調査、(2)日本の小学校(名古屋市全小学校)のデータ収集・分析、(3)名古屋市教育委員会・事例校へのインタビュー調査、実地調査を行った。 (1)安全の概念の整理:各主体が責任を負うべき安全の範囲、守るべき安全について整理する。 (2)安全確保の手法の抽出:人と空間の関係・安全のレベル・危険の種類と対処方法について抽出する。 (3)安全確保の為の諸条件の整理:事例調査により、各国の小学校施設の建築的条件の整理を行なう。 (4)小学校施設に対する児童の印象評価の抽出:地域開放・安全確保の前提として、児童が小学校空間をどのように評価しているのかを明らかにする。 (1)オーストラリア調査【平成21年8月8日~8月16日】 インタビュー及び実地調査Ultimo Public School、シドニー日本人学校 他 (2)日本の小学校データ収集・分析:名古屋市立小学校全校の平面図を収集し、校舎配置・出入り口等のデータを入力し、類型を行った。(型毎の安全確保手法の検討の為の基礎資料) (3)インタビュー調査・事例調査(5校)【平成21年11月9日~12月1日】主として上記(1)~(3)の項目について実施した。豪英との主体の責任範囲の違い、ハード・ソフト面での課題が明らかとなった。
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Research Products
(3 results)