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2007 Fiscal Year Annual Research Report

熱帯多雨林の樹冠形態多様性に基づく林冠葉群三次元構造のモデリング

Research Project

Project/Area Number 19405006
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

甲山 隆司  Hokkaido University, 大学院・地球環境科学研究院, 教授 (60178233)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 奥田 敏統  広島大学, 大学院・総合科学研究科, 教授 (20214059)
清野 達之  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (40362420)
久保 拓弥  北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教 (80344498)
Keywords熱帯多雨林 / 樹冠 / アロメトリー / 種間差 / 階層ベイズモデル / 長期観測プロット / 大面積プロット
Research Abstract

[研究対象]半島マレーシア・クアラルンプールの南西に位置するPasoh森林保護区で調査を行なった。Pasohの50ヘクタールプロット内の38万本の樹木個体はすべて樹種が同定され、1985年から20年にわたって樹木個体の位置と幹直径のセンサスが5年間隔で行われてきた。このデータセットに基づいて、多種多個体を対象とした客観的な手法により調査対象個体のサンプリングを行なった。また、調査手法の比較検討のために、屋久島の照葉樹林でも現地調査を実施した。
[事前サンプリング]インベントリデータからの測定個体選択;優占度にかかわりなく、個体サイズで重みづけした樹種あたり20個体のサンプリングを行なった。50種20個体を単位とするサンプル個体リストを4組生成させ、20メートル区画のサブプロット単位にリストを配列し、現地センサスに用いた。計4000個体になる。
[樹木個体ベースセンサス]樹冠ディメンション(個体最大高、葉群最下高、直行する2方向樹冠幅)および幹基部直径(胸高直径)を、レーザー距離・角度計、伸縮式測桿、鉛直方向を視認するための機器を用いて実施した。
[アロメトリー解析と結果]観測データに基づき、樹冠ディメンション(幹直径、樹高、樹冠深度、樹冠投影面積)の間のアロメトリー関係を、階層ベイズも出るを用いて推定し、確率的に、200種間の違いを明らかにした。樹種特性値として、最大到達サイズ(幹直径分布の上位95%値)、耐陰性(幹直径分布のモーメント歪度)、優占度(50haプロットの総個体数)を評価した。観測された種間差は、最大到達サイズと耐陰性で大きく説明され、それぞれ、垂直方向の葉群分布と、水平方向のギャップ動態による光不均質性という環境構造に対応していることを明らかにした。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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