2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19405017
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
山口 裕文 Osaka Prefecture University, 生命環境科学研究科, 教授 (20112542)
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Keywords | 生物多様性 / ヒエ属植物 / 侵入生物 / 遺伝資源 / カタログ |
Research Abstract |
5月25日に連携研究者の出席のもとで研究計画会議を行い前年の調査結果を討議し、本年度の海外学術調査を北米ではメキシコ、南米ではブラジル、南アジアではバングラデシュおよびミャンマー、オセアニアではパプアニューギニア、アフリカではマダガスカルおよびマラウイとすることを決め、生態写真の体系的収集をはかるよう調整し、連携研究者(佐合、伊藤、種坂、榎本、秋本)および研究協力者(副島、大野)とともに以下の現地調査を遂行し、植物資料・学術情報の取得とカタログ化の作業を行った。 北米では10月上旬にメキシコにおいてサンタクルス周辺の稲作地帯と湿地でヒエ属植物の調査を行い、メキシコ大学で標本調査を行った。南米では21年3月にブラジル国リオグランデドスル州およびサンタカタリナ州において稲作地帯のヒエ属植物の生態を調査した。南アジアではバングラデシュ(10月下旬)とミャンマー(10月中旬)で生態調査するとともに当該国植物園で標本調査を行った。オセアニアでは9月下旬にパプアニューギニアのフィンチおよびラエ周辺で学術調査するとともに、ラエ植物園で標本調査を行い、文献資料を収集した。アフリカでは9,月上旬にマダカスカル中部とマラウイの水田地帯での調査を行い、資料を収集した。収集した植物(標本、生体、種子)は代表者のもとで維持保存し、収集した標本に基づいて線画を作成し、種子写真を撮り、画像情報を統合する作業を進めるとともに、総説原稿を学会誌に投稿し、成果報告の書籍に向けた原稿の一部を執筆した。
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Research Products
(6 results)