2007 Fiscal Year Annual Research Report
ベトナム特有の南方薬に含まれる生理活性成分シーズの探索
Project/Area Number |
19406003
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
金保 安則 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (00214437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊谷 嘉人 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (00250100)
永田 恭介 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (40180492)
大根田 修 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (30311872)
加藤 光保 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20194855)
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Keywords | 医薬様植物 / 南方薬 / 生理活性成分 / ベトナム / ホーチミン市 / 癌 / 肝炎 / アルツハイマー病 |
Research Abstract |
本研究では、ベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)で癌やH工V、肝炎、アルツハイマー病などの種々の疾患の治療薬として適用されている医薬様植物"南方薬"に含まれる生理活性成分をスクリーニング・同定し、それらの分子作用メカニズムを哺乳動物細胞レベルで解明することにより、南方薬生理活性成分シーズを探索することを目的として、ベトナム・ホーチミン市の熱帯生物学研究所とベトナム国立自然科学大学との共同研究を開始した。 本年度は、2007年8月23-26日にこれらのベトナム・ホーチミン市の研究所と大学を訪問して、ワークショップ「Biologically active natural compounds-Research,Development,Application」を開催し、本ワークショップでそれぞれの研究者が現在遂行している研究を紹介し、今後の研究方針について議論した。その結果、ベトナム側研究者は、多種多様な医薬様植物"南方薬"の水および有機溶媒抽出画分を調製して、日本側研究者はそれらの生理活性を測定し、ポジティブな画分についてさらに生理活性成分を精製・スクリーニングすることにより生理活性成分を同定する研究戦略をとることに合意した。この研究戦略に基づき、ベトナム側研究者は数十種類の医薬様植物の水溶性画分と有機溶媒可溶性画分を調製した。現在は、これらの医薬様植物抽出物について、日本側研究者がバイオアッセイを行っている。
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Research Products
(37 results)