2008 Fiscal Year Annual Research Report
中東農村部の女性の健康改善に寄与する社会的要因-地域活性化と女性のエンパワメント
Project/Area Number |
19406024
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
青山 温子 Nagoya University, 大学院・医学系研究科, 教授 (40184056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川口 レオ 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (70508895)
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Keywords | 女性の健康 / コミュニティ開発 / 保健医療サービス利用 / エンパワメント / 医療・福祉 / 国際協力 / 国際研究者交流 / エジプト |
Research Abstract |
本研究の目的は、エジプト村落において、コミュニティ及び家庭内の女性の位置づけ(エンパワメントの程度)と、保健医療サービスへのアクセス状況(女性の健康改善)との関係を明らかにすることである。コミュニティ開発支援活動の効果に留意しながら、女性の意識・行動や保健医療サービス利用状況等を調査し、女性の健康改善を促進する社会的要因を分析する。 平成20年度は、まず、19年度にエジプト中部ギザ県村落にて実施した、既婚女性217名に対する、健康状態・健康に対する意識・自己決定権等に関する面接調査結果を、引き続き統計的に分析した。女性の保健医療サービスへのアクセス改善には、地域社会との関わりと家族のサポート体制が関連していることが明らかとなり、平成20年度国際保健医療学会、及び国際開発学会にて発表した。 現地調査は、より社会開発水準の低い南部で行うこととし、当初ケナ県を予定したが、治安等の理由からアスワン県に変更した。平成20年7月29日~8月11日に事前調査を行い、10月13日~11月13日、アスワン県村落での調査を計画した。しかし、9月末にアスワン県内で外国人誘拐事件が発生した影響もあり、アスワン市到着後、連日の要請にも関わらず、現地警察から外国人が村落に入る許可が下りず、調査を断念した。そのため、研究費を21年度に繰り越して研究計画を変更、アシュート大学関係者の研究協力を得て、南部アシュート県にて質的調査を実施することとした。 平成21年10月27日~11月15日、アシュート県村落で現地調査を実施した。現地研究協力者とともに、5歳以下の子どもを持つ女性、夫、夫の母、計3グループに対するフォーカスグループディスカッションを行い、家族の状況、妊産婦健診、子ども・女性が病気のときの対応等について話し合ってもらった。アラビア語の記録を英語に翻訳し、コーディングして、質的分析を進めている。
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[Journal Article] Seroprevalence of leptospirosis and risk factor analysis in flood-prone rural areas in Lao PDR2008
Author(s)
Kawaguchi, L., Bounthanom S., Tsuyuoka, R., Koizumi, N., Akashi, H., Phengta, V., Watanabe, H., Aoyama, A.
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Journal Title
Am.J.Trop.Med.Hyg. 78:6
Pages: 957-961
Peer Reviewed
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[Presentation] Increased use of health services and women's empowerment in rural Egypt2008
Author(s)
Chiang, C., Helmy, I.H., Kawaguchi, L., Fouad, N.A.M., Abdou, N.M., Amano, S., Rizk, S, Aoyama, A.
Organizer
第23回日本国際保健医療学会総会
Place of Presentation
東京
Year and Date
2008-10-25
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